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言葉だけじゃたりない?!

日本語教師わかばの綴る日常のあれこれ。映画や本について書くことが多いです。たまに旅行記やアウトドアも。

映画No3【EDEN】


映画『EDEN/エデン』 予告編 - YouTube

 

今日も素敵な映画に出会えました。

わかばです。

こんばんは。

 

ワタシは映画をこよなく愛しているのですが、

音楽もこよなく愛しているかといわれれば、

実はそうではないと思うのです・・・。

聴かないわけではないのですが、

「NO MUSIC,NO LIFE」ではないのです。

 

家にCDはほとんどありません。

ipadにもほとんど入っていません。

そんな私が、「ああ、このリズム、懐かしい!」

「これ!どこかで聴いたことある!」

と思い出をかきたてられた映画があります。

「エデン」です。

(以下、ネタバレ注意です)

 

 

EDEN(仏/2014/131分)

監督:ミア・ハンセン=ラブ

キャスト:フェリックス・ド・ジブリ ポーリーヌ・エチエンヌ

ストーリー:(あくまでわかば目線)

1992年、パリに住む大学生のポールの夢はDJになること。クラブで出会ったスタンとコンビ「チェアーズ」を結成。二人の評判はあれよあれよという間に広がり、パリのクラブ「キング」で皿を回すまでに!それだけではなく、アメリカにも渡り、人気はうなぎのぼり。しかし、そんな毎日が長く続くはずもなく、歯車が一つ一つ噛み合わなくなっていくように、ポールの人生も一つ一つ狂っていく・・・。

 

ポールの人生が下り坂になってくるところあたりから、

私の頭には平家物語の冒頭がリフレインしだしました。

「奢れるものは久しからず、ただ春の夢のごとし・・・」

洋の東西を問わず、これが真理なんですね。

 

好きな仕事で頂点極めて、

みんなでアメリカ行ったりして、すごく楽しいそうな前半と、

お金もなくなって、信頼してた人間もいなくなって、

まとわりついてくるのは、どうでもいい人ばかり・・・

という後半のコントラストが鮮やかでした。

 

後半、母親とか元カノとかに

「いい加減、夢から覚めてまともに働きや。」

みたいなことを言われるんですが、

わかっちゃいるけど、やめられない。

みたいな感じで、どんどん泥沼に入っていくんです。

その様が、なんというか他人事ではないように感じられてくるんですよね。

そのどうしようもない気持ちを、音楽が包んでいくんです。

 

不思議なもので、前半はノリノリで聞いてた曲も、

後半になって2010年にもなろうとすると、

テクノ系の音楽が、なんだかダサく感じてくるんですよね。

 

つまり、この映画は1992年から始まって、

2012年あたりまでの10年のスパンが描かれるのですが、

私もほとんどその世代だから、

他人事とは思えませんでした。

 

結局ポールは全てを失っても、

希望を失わないんです。

彼は、DJはやめても、

文章講座みたいなところに通って、

詩を書きだすんです。

 

夢と成功、挫折と再生。

まさに「EDEN」です。

 

補足:クラブの群集が映された時、

群衆の一人が「大和魂」って漢字で書かれたTシャツ着てて笑った!

 

では、さようなら~