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言葉だけじゃたりない?!

日本語教師わかばの綴る日常のあれこれ。映画や本について書くことが多いです。たまに旅行記やアウトドアも。

映画No6【エール!】

忙しいスケジュール(実は今はちょっと暇)の中で、

どの時間にどの映画を見るかというのは、

割と重要なことだと思います。

私は手帳と映画のスケジュールをにらめっこしながら、

この日のこの時間にこれを見る!というのを選びます。

「これがおもしろそう!」

というのはだいたい予告編をみた感じで決めます。

ほとんど行きつけ映画館で見ます。

めったにはずれはありません。

こんばんは。

わかばです。

今日の映画は「エール!」(2014/仏)です。

エール! [DVD]


映画『エール!』予告編 - YouTube

監督:エリック・ラルティゴ

キャスト:ルアンヌ・エメラ

あらすじ(わかば独自):

ポーラはフランスの田舎町で酪農を営む一家の長女。

両親と弟は耳が不自由なので、ポーラは学校へ行きながら、

手話通訳したり、農場の仕事を手伝ったりしている。

学校のコーラスの授業で、

ポーラは音楽の先生に歌の才能を見いだされ、

試験を受けてパリの音楽学校に行くよう言われる。

喜ぶ一方で、耳の不自由な家族をおいて、

自分だけパリには行けない・・・と悩む。

ポーラの、家族の出した答えとは?

 

 

良かった~。

この映画、本当に良かった~。

泣けた~。

 

もう少し、なんというか

「ハンディキャップには負けないぞ!」みたいな話なのかな

とか思っていたのですが、

全然そんなことはありませんでした。

前半はとてもコメディタッチで家族の様子が描かれ、

後半はポーラの旅立ちをめぐって、

みんなの揺れる気持ちが描かれます。

観客の気持ちもグルングルン揺さぶられます。

 

音楽もいいです。

また、サントラ買いに行きたくなってしまいました・・・。

ポーラの歌、最高・・・。

 

さて、この映画は、家族の物語で、

ひとりの少女の旅立ちの物語だと思います。

 

ポーラがパリに行きたいと言ったとき、

家族は反対します。

「私たちはあなたなしでどうすればいいの?」

「いい母親じゃなかった。あなたを導いてやれなかった。」

と言って母親は泣きます。

ポーラは葛藤します。家族も葛藤します。

一度は「歌をやめる」と先生に言ったのですが、

好きな男の子の言葉で、歌う決心をします。

それは学校の音楽祭で歌うのですが、

そこに家族も見に来ます。

 

そこでは映画でも実際にも音は流れません。

観客は、ここで家族の身になります。

 

聞こえないけれど、

ポーラの歌を聞いている人が、

ポーラの歌に聞き惚れている表情、

拍手喝采している様子、

それはわかるのです。

 

その後、父親はうちの庭で、

彼女の声帯部分に手を当て、

彼女の声を聞こうとします。

 

両親がなんとかしてなんとかして

娘を理解しようとする気持ち。

すてきでした。

 

私も娘たちが巣立つときには、

あんなふうにして、巣立たせてやりたいと

心から思いました。

そう思ったら、涙があとからあとから

こぼれてくるのでした。

 

たまには映画で泣くのもいいよ。

では、さようなら~