日本語教師わかばの教え方がうまくなるブログ

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テレビ【100分de名著】上に向かって歩くのではなく、前に向かって歩こう。

「声」って大事だなぁって最近思います。

素敵な人は声がいいと思います。

穏やかで、やさしくて、

ちゃんと抑揚があって、

ちゃんと聞く人の耳に届く

そんな声の方が好きです。

 

こんばんは。

わかばです。

 

こんな「声」の持ち主の一人は

アドラー心理学の岸見一郎先生だと

勝手にテレビを見ながら思っています。

さて今日は先週に続き、

Eテレの「100分de名著」をみて、

勉強したことを書こうと思います。

アドラー『人生の意味の心理学』 2016年2月 (100分 de 名著)

 

人間は未熟な状態で生まれるから、

劣等感があります。

例えば大人が歩けて、自分が歩けないことに、劣等感を抱き、

「歩きたい」と思うようになります。これが優越性です。

これこそが進歩の原動力です。

 

しかし、劣等感や、優越性が行き過ぎると、

劣等コンプレックスや優越コンプレックスになります。

劣等コンプレックスとは、「頭が悪いから勉強できない」

とか「ブスだから、彼氏ができない」「時間がないから、本が読めない。」

とかもそうかもしれません。

別にブスでも彼氏がいるひとなんてゴマンといるんです。

彼氏ができないことの理由をつくりだしているだけです。」

そこからの、先生の言葉が素敵です。

人との関わりをさけていたら、生きる喜びだってないわけでね・・・

そうなんですよね。

どうしても振られた時のことを考えてしまう。

「キライだ」って言われたらどうしようと。

それも現実だから受け入れなければならない。

優越コンプレックスはわかりやすいです。

「お前よりは、すごいんやぞ!!」ってことをふれてまわる人。

過去の栄光にしがみつく人や、

部下をどなりつける上司もこのタイプです。

ではどうすればいいか。

 

では、どうすればいいか。

やはり自分と誰かを比べているようでは、

心の平安は訪れないのでしょう。

 

ではアドラーがいう優越性の追求って、

いったい何なのでしょう。

 

アドラーが言う優越性の追求とは、このように他の人を押しのけて上へ上へと向かっていくようなものではありません。誰かと競争しようとはせずに自分がただただ前を向いて確実に一歩前に足を運ぼうと意識して歩いていれば、それでよいのです。

 

この上ではなく前にすすむという言葉が好きです。

そしてさらにこう語ります。

 

劣等コンプレックス、優越コンプレックスがある人間の問題は、

自分のことだけを考えて生きているという点にあります。

 

自分にしか向けられていない関心を他者にむけていく。そして他者を競争すべき「敵」ではなく、協力して生きる「仲間」dと思えば、誰かの役に立ちたいという気持ちが芽生えてきます。

 

やはり「自分」「自分」ではなく、

他人の役にたつにはどうしたらいいか、

という視点が大事だということを改めて勉強しました。

 

しかし、考えることって大事ですね。

ここまで書くのに、すごく考えながら書きました。

 

悩む人に、考える時間を。

では、また~。

 

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