暖かくなってきました。
年をとればとるほど、
一年が過ぎていくのが速く感じられます。
だからこそ、
一日一日を大事にいきて行かなくてはと思います。
こんばんは。
わかばです。
今日は一年くらい前の師匠の読書会の課題本で、
それ以降、読み始めて、読んだりやめたりして、
本日やっと読み終えた本を紹介したいと思います。
ダニエルゴールマン著 土屋京子訳
「EQ こころの知能指数」
こころの知能指数とは?
まずは「こころの知能指数」とは何でしょう?
それは知能テストで測定されるIQとは質の異なる頭の良さだ。自分の本当の気持ちを自覚して尊重して、心から納得できる決断を下す能力。衝動を自制し、不安や怒りのようなストレスのもとになる感情を制御する能力。目標の追及に挫折したときでも楽観を捨てず、自分自身を励ます能力。他人の気持ちを感じとる共感能力。集団の中で調和を保ち、協力しあう社会的能力。
なるほど。
わが身を顧みると、恥ずかしながら、
IQも低いが、きっとEQも低いです。
イライラしたり、カッとなったりする感情を制御できず、
挫折したらしっぱなしで、自分自身を励ましたりしたことなんてあったかな?
まぁ、集団のなかで、調和を保つことくらいは、人並みにできるかもしれない。
といったところです。
人はなぜ怒るのか?
職場でも家庭でも、
トラブルの元となるのはたいがい怒りの感情だと思います。
誰かが何の気なしにしたこと、言ったことに、
カッチーンと来てしまうことは誰にでもあることです。
そして、その勢いのままに
キツい一言を言ってしまうのです。
返事が「ハァ?」だけでもキツイですよね。
脳のしくみを知る
じゃあ、どうして、そうやって
急に頭に血がのぼったりするんでしょうか?
それは脳のはたらきにあると著者は言っています。
詳しくは読んでほしいのですが、
つまりは、私たちが怒るのは、
脳のはたらきによるもの。
それを知るだけでも、
怒りが収まっていきそうなのです。
結婚生活の愛憎
なかでも面白いなぁと思ったのは、
EQの応用編の「結婚生活の愛憎」というところです。
職場や社会生活の場面では、感情を爆発させ
少ないと思うのですが、家庭ではそうもいかないのが、
実情ではないでしょうか。
パートナーには憚りもなくひどいことを言ってしまいがちです。
配偶者の行為に対する不満が行為そのものでなく人格に対する攻撃になってしまう場面は、どんな夫婦にもある。しかし、人格に対する容赦ない批判は理の通った苦情に比べて感情をはるかに傷つけるインパクトがある。
これ、ほんとうにそうです・・・。
じゃあ、どうすればいいのか。こういう風にいえばいいのである。
「あなたがXしたので、私はYな気持ちになった。Zしてくれればよかったのに。」
うーん。できるでしょうか。
気質は変えられる
この本はすごく分厚い本なので、
脳についてのあれこれ、
職場でのEQ、育児でのEQなどいろいろ書いてあります。
それを読むたびに「でも、わたしはそういう性格やし、無理・・・。」
って思うこともあると思います。
著者は、生まれながらの気質というものがあるとしながらも
こう言っています。
遺伝子だけがいんげんの行動を決定するわけではない。人間をとりまく環境、とくに成長過程で何を経験し、何を学ぶかによって、持って生まれた気質の表れ方はちがってくる。
まとめ
この本はすごく分厚い本で、
1記事だけでまとめるというのは無謀だったなぁ・・・と思っています。
でも、EQが大切というのは本当にうなづけるので、もうちょっとこの本で、
勉強したいと思います。
あなたにEQトレ―ニングを。
では、また~。