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【日本語教育】春休みの日本語教師にオススメの5冊+1冊

日本語学校はそろそろ卒業の季節ですね。

わたしは今、クラスの担当をしていないのですが、

以前、担当していた学生が卒業します。

卒業式当日は、他の仕事で行けなかったので、

多分誰もこのブログは見ていないだろうけれど、

「おめでとう。」

 

こんばんは。

わかばです。

 

さて、春休みと言うことで、

日本語教師のみなさまにおすすめの5冊+1冊を紹介します。

1冊目

日本・日本語・日本人 (新潮選書)

日本・日本語・日本人 (新潮選書)

 

 「日本語」の巨人のお三方による対談形式の本です。

これは3年前に読んで、感銘を受けた1冊です。

日本語に対するすばらしい「知」がここにあります。

対談形式なので、わりとサクサク読めます。

お一人ずつ書かれたエッセイのような文もついています。

 

 

2冊目

日本語の練習問題

日本語の練習問題

 

 これはすごく勉強になりました。

練習問題があって、それについての解説で成り立っている本なのですが、

この練習問題が難しくて・・・正直いくつか間違えました。

でも、間違えたところが何十倍もの知識になって返ってくるような解説で、

「あぁ、学ぶとはこういうことなんだなぁ」と思います。

カバーの裏にある

人生をかえるような、勉強をしよう

という言葉も胸に刻み込みたい言葉です。

3冊目

日本語教室 (新潮新書)

日本語教室 (新潮新書)

 

 読み物としても面白く、日本語教師のためにもなる1冊。

いろいろ悩んでしまうことも多い日本語教師ですが、

「言葉ってそんなもんやん」って元気をもらえるかもしれません。

言葉は人間の表現です。表現である以上、他人に理解してもらわなければいけない。このことだけはどんな言語にも共通して言えることです。森羅万象を表現し、人間の喜怒哀楽のすべてを互いに伝え合うのが言葉なんだと考えれば、どの言語もそう違うわけではない。そんなふうに大きく考えると、外国語を学ぶのもおもしろくなるし、上手になりそうですね。 

 4冊目

 「コミュニケーション」って何なん?と悩む人にオススメです。

日本語教育の現場でも「話せない」人と「話さない」人をごっちゃにしていたり、

「聞けない」人と「聞かない」人をごちゃにしているように思うこともあります。

そのあたりのことを、どう考えたらいいのか、ということが書いてあり、

わたし自身この本を読んで、霧が晴れたように思ったので是非読んでみてください。

 

5冊目

脳を活かす勉強法 (PHP文庫)

脳を活かす勉強法 (PHP文庫)

 

 モチベーションの低い学生を教えていた時、

「どうすればいいかなぁ」と考えながら読んでいた本。

直接的にその仕事の役にたったわけではないけれど、

「勉強をする」というのはどういうことか?

どうすれば、効率のよい勉強ができるのか、

やる気が維持できるのか、ということの秘密は

「脳」にあるんだなということはわかりました。

勉強とは自分という存在を輝かせ、人生の次のステージに登るためのもの 

番外編 

これはわたしが春休みに読みたい一冊です。

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

 

 どなたかのTwitterかブログで紹介されていて、

すぐポチしてしまいました。春休みに読んで新学期に活かせたらと思います。

 

春休みに読書を。

では、また~。

 

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