言葉だけじゃたりない?!

日本語教師わかばの綴る日常のあれこれ。映画や本について書くことが多いです。たまに旅行記やアウトドアも。

映画No22【不屈の男 アンブロークン】神様、そばにいて私をお守りください。

2020年は東京オリンピックですが、

実は1940年にも東京オリンピックが行われる予定だったんですね。

知りませんでした・・・。

東京オリンピック (1940年) - Wikipedia

戦争の激化を理由に当時の日本政府が開催を返上したそうです。

映画を見ていると、本当に知らないこといっぱいあるなぁって思います。

 

こんばんは。

わかばです。

 

不屈の男 アンブロークン(2014/米)

1940年のオリンピックに出場するために日本に

今日は、「不屈の男 アンブロークン」を紹介したいと思います。

http://image.eiga.k-img.com/images/movie/81592/poster2.jpg?1445479109

監督:アンジェリーナ・ジョリー

主演:ジャック・オコンネル

あらすじ:

1936年のベルリン・オリンピックに出場したルイ・ザンペリーニ(ジャック・オコンネル)は、第2次世界大戦に空軍パイロットとして戦地へ向かう。しかし、爆撃機が海に不時着し47日間漂流したのち、日本軍の捕虜となる。捕虜収容所では、ザンペリーニはワタナベ伍長(MIYAVI)の非人道的な虐待を受け……。

 (Yahoo!映画より)


「不屈の男 アンブロークン」予告編

反日映画?

反日映画だから、日本での公開が遅れたって聞きましたけど、

うーん、率直な感想では反日映画とは思いませんでした。

たしかに、捕虜を虐待するシーンはひどいんですが、

つまり、「その人はそういう人なんだ。」ってことじゃないかなと思います。

何年後かに主人公のモデルが来日した時も面会を拒否したみたいなことが、

エンドロールに書いてあったし。

実際虐待するのは、ワタナベ伍長だけです。

虐待するワタナベ伍長のバックグラウンドがわかるような、

セリフやシーンもあったし。

それに、東京大空襲の様子も描かれていて、

多くの無辜の民が亡くなったこと、

子どもを亡くして泣く母親なども映し出しています。

(もう少し、そこつっこんでほしいなあと思いましたが)

考えることの意味

ひとつのシーンでいろいろ言うのではなく、

全体を通して見て、

そのセリフの意味、そのシーンのメッセージ、

登場人物の人間性などを自分で感じて、

自分でこの作品との出会いの意味を

考える必要があるんじゃないかなぁと

この映画をみてあらためてそう思いました。

キリスト教の影響

わたしはあまりキリスト教のことはわからないんですが、

あぁやっぱり欧米の人の価値観の大元はそこなんやなぁって思いました。

遭難して嵐に会ったとき、なんども主の祈りを唱えているし、

(「天にまします我らの父よ」という祈りの言葉)

何度も「神様、そばにいて私をお守りください。」と言っています。

娘の日曜学校でもよく言っています。

何よりも、クライマックスで強制労働でクタクタの主人公に、

ワタナベ伍長がなんかの棒を持ち上げさせるのだけれど、

(なぜそんなことをさせるかは不明)

それを肩にのせて、うなだれている姿が、

もう磔のイエス・キリストそのまんまだし、

不屈の男って、イエス・キリストもそうやしって思いました。

感想

主人公が、完璧すぎだし、

ストーリーもハッピーエンドで、

映画としては美しいお話で、

そこはあまりおもしろくないです。

「If you can take it,you can make it」という

「あきらめなければ、なんでもできる」みたいな

メッセージもあまり響きませんでした。

だって、戦場や収容所というとてつもないところで、

悪に染まりそうになったり、葛藤に苦しんだりするんから、

人間の内面がでてきて、面白かったり、感動したりするのに、

主人公がスーパーマンすぎたのがいまいちでした。

 

週末は映画を~。

では、また~。