日本語教師わかばの教え方がうまくなるブログ

日本語教師わかばのことばにまつわるあれこれ。ライターもやってます。旅行と映画と本が好き。

映画No30【最強のふたり】自分らしく今を生きていれば、奇跡のような出会いがある。

ゴールデンウィークということで、

庭の草むしりと木々の剪定をしました。

庭といっても、猫の額ほどの庭ですが。

伸び放題になっていた金木星の木と、

紅葉の木をバッサリ切ったら、

スッキリしました。日当たりもよくなったし。

洗濯ものもよく渇きそう。

 

こんばんは。

わかばです。

 

最強のふたり(2011/仏)

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ウィッシュリスト内を消化しています。

最強のふたり」を観ました。

すごくレビューもよいし、評価もよいということは

知っていたのですが、お涙ちょうだい的な話しなのかなぁ

と思って、敬遠しました・・・が!

全然そんなことなくて、

途中ゲラゲラ笑ってしまいました。


映画『最強のふたり』予告編

 

最強のふたり (字幕版)

監督:エリック・トリダノ

主演:フランソワ・クリュゼ

   オマール・シー

あらすじ:

 不慮の事故で全身麻痺(まひ)になってしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……。

 

※以下、感想と少しネタバレがあります。

垣根をつくらない

スラム出身のドリスは、わざとらしく人に気をつかったりしません。

 ありのままの自分で、誰とでも接します。

自分がいいと思うものは、勧めるし、

こうしたほうがいいと思うことは、そう言う。

わからないことは、わからない。

そして、身分が違うからといって、

自分を卑下することもなく、遠慮することもない。

そういう人との間に垣根をつくらない

人間性にフィリップはノックアウトされます。

 

すきな音楽

わたしが好きなシーンは

フィリップの誕生日会に室内楽団を呼んで

ニコンサートをする場面。

フィリップがドリスにわかりやすくレクチャー。

ドリスも「これ、知ってる。CMのやつだよね。」

とか言いながら、一緒に音楽を楽しむ。

コンサートが終わったら、

「今度はオレの好きな音楽紹介するぜ」と言って、

ipodでダンスミュージックを流す。

そしてみんな踊りだす・・・。

なんだか、アドラーの言葉を思い出しました。

「人を尊敬するということは、相手の関心事に関心を寄せることだ」

ほんと、そうですねぇ。

 

二人で前に進む

二人は明るい人ですけど、もちろん悲しみも抱えています。

フィリップは事故で全身不随になって妻を亡くしたこと。

ドリスは複雑な家庭に育ったこと。

辛いこともあったけれど、お互いに打ち明けて、

理解しあって、前に進む。

そんな友人が一人でもいれば、人生は捨てたもんじゃない。

しょうもないことを言って

カフェでゲラゲラ笑っているシーンは、

こちらまで笑ってしまいます。

ドリスはフィリップのもとで働くようになってから、

感情的になることも少なくなり、

芸術に対する知識も増えて、次の仕事をすぐにGETできたりします。

 

まとめ

真面目で勤勉であることばかりが、

良い結果を生むとは限りません。

自分らしく今を生きていれば、

いつか奇跡のような出会いがある。

また、その出会いを大切に、

相手に真摯に向き合えば、

よりよい人生が待っている。

そう教えてくれる映画でした。

 

人生に友を。

では、また~。

 

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