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言葉だけじゃたりない?!

日本語教師わかばの綴る日常のあれこれ。映画や本について書くことが多いです。たまに旅行記やアウトドアも。

映画No38【マイケルムーアの世界侵略】他の国を知ることは自分の国を知ること。

百貨店で働いていたころ、

とにかく「お客様は神様です。」状態で、

お客様が望む望まないにかかわらず、

おおげさなサービスを提供していました。

サービスというのは、お金の対価として顧客に提供するものだけれど、

お客様が本当にそれを必要としていない場合すごくむなしく感じます。

ところが、海外へいくとまったくそういう感じはなくて、

あぁ、「日本の常識は世界の非常識だ」というのは本当なんだな

って思った記憶があります。

 

こんばんは。

わかばです。

 

マイケルムーアの世界侵略(2015/米)

華氏911」とか「シッコ」で有名なマイケルムーア

最新作です。恥ずかしながら彼の作品をみるのは初めてです。

 

http://image.eiga.k-img.com/images/movie/84410/poster2.jpg?1458179953

 


『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』予告編

監督:マイケル・ムーア

あらすじ:

ボウリング・フォー・コロンバイン」や「華氏911」など、アメリカ国内のさまざまな問題を独自の観点で切り込んできたマイケル・ムーアによる「世界侵略」をテーマにしたドキュメンタリー作品。度重なる侵略戦争が良い結果にならなかったというアメリカ国防総省幹部からの切実な悩みを持ちかけられたムーア。そこでムーアは、自身が国防省に代わり、「侵略者」となって、世界各国から「あるモノ」を略奪するために出撃することを提案。ムーアは空母ロナルド・レーガンに搭乗し、ヨーロッパを目指すが……。

(映画.comより)

※以下、感想とネタバレあります。

あまりにも一面的すぎない?

映画のつくりとかは面白いなぁ~と思うのだけれど、

ヨーロッパには素晴らしい考えやライフスタイルがあって、

アメリカはそうではない・・・っていうのは

あまりに自虐的で一面的すぎないって思いました。

まぁ、そういうのが監督の持ち味なのかもしれないけれど。

本当にいろんな国へ行って、いろんな新しい常識を紹介しているので、

勉強にはなるし、そういう姿勢が大事だし、

他の国を知ることは、自分の国を知ること。

というのはその通りだと思うけれど・・・うーん。

 

女性が活躍する国は素晴らしい

とは思えないんですよね、正直言って。

アイスランドでは、世界初の民選女性大統領に会ったり、

女性の経営者に会ったりして、女性が活躍する社会が、

素晴らしいみたいな描き方だったのは違和感を感じました。

いやぁ、だってどうしようもない女性の経営者もいるでしょう?

なんの取り柄もない女性の政治家だって多いじゃないですか?

たしかに、歴史を紐解けば女性が虐げられていた時代がありました。

先人の闘いのおかげで、女性の権利が認められるようになったわけだし、

それには敬意をはらいますが。

そもそも、活躍しているから幸せとは限らないわけだし。

 

有給8週間のイタリア、休日メール禁止のドイツ

ヨーロッパ人の働き方のところは「なるほどなぁ」って思いました。

イタリアでは、ムーアが「アメリカならちょっとでも儲けようとするよ」

というと、バイクの会社のオバチャンが

「お金だけあってもしょうがないじゃない?」って笑ってました。

たしかにそれはそうだと思いました。

ライフワークバランスっていうか、

人生を楽しむことが大事って考えがすべての根底にありました。

ドイツもそんな感じで、ちゃんと休暇をとることが義務で、

休日にメールを送ったりすると「違法」みたいです。

ドイツだったら、わたしは毎週、違法行為していることになります。

「職場のストレスは病気を引き起こす」という認識があり、

それを取り除くためのシステムが紹介されていました。

 

日本の生きづらさ

正直、日本はどちらかと言えば、

アメリカに似ているところが多いなぁと感じました。

日本人はもっと「適当」でもいいのに、

「~しなきゃいけない」「~するべきだ」

という考えにがんじがらめにされているように感じました。

女性も働いて活躍しなきゃいけない。

子どもをたたいてはいけない。

でも、しっかりしつけもしなきゃいけない。

みんなが残業しているから、残業しなきゃいけない。

などなど・・・。

そして、何より、

「他人に迷惑をかけてはいけない。」

みんな完璧じゃないってこと、

ストレスに弱い人間だってことを認め合って、

もっとゆっくり生きたほうがいいんじゃないのかなぁ~。

迷惑かけたって「ごめん」で済むことがほとんどなのだから。

 

ってこの映画をみて、日本のことを考えました。

 

日々にふりかえりを。

では、また~。