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言葉だけじゃたりない?!

日本語教師わかばの綴る日常のあれこれ。映画や本について書くことが多いです。たまに旅行記やアウトドアも。

映画No40【紙の月】お金で人の心は支配できない。もちろん、自分の心も。

映画

わたしはポイント人間でして、

Tポイントをはじめとする各種ポイントを貯めることに

精をだしております。

いつしか全部ある程度たまったら、

航空会社のマイルにして、

来年はどこか旅行にいきたいなぁなんて思っています。

 

こんばんは。

わかばです。

 

紙の月(2014/日本)

そんなポイント貯金も一切やめてしまおうかなと

思わせてくれる映画を今日は紹介します。

ずっと見たかった映画で

はやくプライムならないかなと思っていたらなってました。


『紙の月』予告篇

紙の月

監督:吉田大八

主演:宮沢りえ

あらすじ:

バブルがはじけて間もない1994年、銀行の契約社員として働く平凡な主婦・梅澤梨花宮沢りえ)は綿密な仕事への取り組みや周囲への気配りが好意的に評価され、上司や顧客から信頼されるようになる。一方、自分に関心のない夫との関係にむなしさを抱く中、年下の大学生・光太と出会い不倫関係に陥っていく。彼と逢瀬を重ねていくうちに金銭感覚がまひしてしまった梨花は、顧客の預金を使い始めてしまい……。

(Yahoo映画より)

※以下、感想、ネタバレがあります。

 

自分のことをみてほしい

この映画をみて、中学の同級生を思い出しました。

一風変わった女子で、みんなからは嫌われてたというより、

バカにされていた子でした。

その子は、同級生たちのほしがる雑誌やCDなどを、

買ってあげて「買ってあげるから、友達になって」

というような子でした。

「自分に関心をもってほしい」というのは

誰しもが思うことなんだけれど、

たまにその気持ちをコントロールしきれない人がいます。

この映画の主人公、梨花もそんな人間の一人です。

 

他人の心を支配することはできない

まぁ、その作戦が成功すると、

「お金で人の心は支配できる」というふうに勘違いしてしまうんですね。

何をもってしても、人の心を支配することなどできはしないのに。

何もない自分が、お金を手にして、

それで誰かを助けることにより、

相手を支配しているような、優越感に浸れるんじゃないでしょうか。

この映画では、学費を払えない光太に学費として横領した200万円を

渡すところから転落が始まります。

光太を助けることで、光太を支配し、優越感を感じる。

そして、それを「自由だ」とか「やりたいことをやっている」

と感じてしまうのです。

回想シーンで学生の梨花は、途上国の子どもに寄付をする

ボランティアをします。それがもともとのはじまりです。

父親のさいふから5万円抜き取って寄付したりするんです。

 

お金は人を自由にするか?

お金で人を支配して、一時優越感に浸れたとしても、

それはほんと夜空に浮かぶ月のようなもので、

すぐに消えてしまうのです。

この映画の主人公も何千万も使って、

結局は、当たり前ですけれど、横領がバレて

逃亡生活を余儀なくされます。

「お金をもって自由」だったはずが、

全然自由じゃないのです。

じゃあ、自分のお金だったら自由になれるよね?

って思うかもしれませんが、はたしてそうでしょうか?

お金をもうけ過ぎて自滅していく人だっていますよね?

 

自分から遠く離れて

結局、自分から遠く離れられた者が

平穏な人生を手に入れられる気がします。

「自分」「自分の人生」ばかりに固執しているから、

人に認めてほしくなったり

お金がほしくなってみたり、

人を支配したくなるんだと思います。

「自分はどうでもいいや~」って思えたら、

お金も生きていけるだけあればいいし、

他人を支配する必要もない。

ただ、自然と調和して生きてゆけばいいのです。究極な話。

だから、わたしも決めました。

お金にも仕事にも執着しない生き方を目指します。

(なんか、いっつも言ってる気がするケド・・・)

 

影のある魅力

いや~、しかし宮沢りえはよかったし、

非常におもしろい映画でした。

あの隙はないけど、影のある魅力。

小林聡美も最高でした。あの髪型・・・こわいよ。

大島優子もぴったりの役でした。

なんか、田辺誠一がドラマ「きみはペット」のセンパイに

かぶってしまいました。

浮気される役ばっかでなんか気の毒です。

 

自分から遠く離れて、執着しない生き方を。

では、また~。