日本語教師わかばの教え方がうまくなるブログ

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映画No47【FAKE】ひょっとするとこれもFAKEかもしれない。

今朝、洗濯ものを干して出かけたのですが、

昼ごろ、ふとスマホの天気予報をみると、

雷雨になっており、「あちゃー」と思っていたのですが、

幸い雨は降らず、無事洗濯ものがかわいてほっとしています。

もう外は天然乾燥機かっ?!って思うほどの暑さです。

 

こんばんは。

わかばです。

 

FAKE(2016/日本)

観たかったFAKE、やっと観られました。

先週の「そこまで言って委員会」で、少し取り上げられてたこともあり、

混雑してるかなぁ~と思って行ったら、

やっぱり平日なのにわりと混雑してました。


映画『FAKE』予告編

監督:森達也

主演:佐村河内守

あらすじ:

 2014年、聴覚障害を抱えながら「鬼武者」などのゲーム音楽や「交響曲第1番“HIROSHIMA”」といった作品により「現代のベートーベン」と呼ばれた佐村河内守が、実は耳は聞こえており、作品はゴーストライターの作曲だったと報道される。騒然とする状況で、自宅での撮影に応じた佐村河内は……。

(Yahoo映画より)

※最後の衝撃のラストには触れていません。

 

 わたしは「現代のベートーベン」って言われているときは、

ほとんど知らなくて、でもNHKスペシャルだけはなぜか録画していて、

そのあとすぐにゴーストライター騒動が起こって、

そのNHKの番組もいつのまにか消去していてみていないのだけれど、

やっぱり報道を鵜呑みにして、佐村河内氏→悪、新垣氏→善、

みたいに思っていました。

 

聞こえるか聞こえないか

この問題の話になる時、

聞こえるか聞こえないかの問題になります。

わたしも「聞こえるのに、聞こえないフリして・・・」

と思ってたけど、でも、でも

聞こえるか聞こえないかの本当は本人にしか

わからないんやなって思いました。

それは、ある言葉を聞いても

とらえ方が人によってまるで違うのに

似ているのかもしれません。

佐村河内氏の自宅の横には電車の線路があり、

すごい音をたてて、電車が通り抜けて行きます。

 

テレビの怖さ

今までそうしてきたけれど、

これからもできるだけテレビはみないようにしようと思いました。

知らず知らずのうちに、テレビの考え方に毒されてしまうから。

特に最近はある人を徹底的に叩くという風潮がひどいと思う。

テレビばかりを見ていると、

勝手に自分の意見が形成されてしまうように感じる。

ありきたりだけど、自分で考えなくちゃいけないんだと思う。

だって、もしかしたらこの映画だって「FAKE」かもしれないんだし。

 

嘘をつくこと、信じること。

もうここまで来たら、何か嘘かはわからないし、

何が真実かもわからない。

自分が「真実」だと思っていることが

「真実」に一番近いような気さえしてくる。

でも、それは他人からしたら、

「真実」でもなんでもない「FAKE」。

実際、佐村河内氏も核心をつかれたら黙り込んでしまうし、

新垣氏や神山氏がこの映画の取材を拒否し続けるのも、

釈然としないものがある。

それでも、予告編にあるように、

森監督は(佐村河内氏を)「信じる」といい、

奥さんも(佐村河内氏を)信じている。

だから、ずっと一緒にいるし、

映画も撮る。

信じていない人とは一緒にはいられない。

 

衝撃のラスト

衝撃のラストが何なのか、さすがに書かないけれど、

予告編にもあるように「これはふたりの物語」

なのだと思った。

佐村河内氏と奥さん、二人の。

まわりにどう言われようと

お互いに信じ合う力が、次への一歩を踏み出す力になる。

 

佐村河内氏のうちには猫がいました。

この猫が時々画面にうつるのだけど、

前に観たドキュメンタリーと違って、

こちらの猫はいい味だしてました。

猫だけが真実を見ているのかもしれません。

 

誰かを信じて、次の一歩を。

では、また~。

http://iwiz-movies.c.yimg.jp/c/movies/pict/c/p/45/46/355945_001.jpg

 

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