ブログって何が難しいって続けることだと切に思います。
前回の更新からはや10日以上経ってるし・・・。
でも、そこであきらめず奮い立たせて書きますよ!
こんばんは。
わかばです。
永い言い訳(2016/日本)
いつも行っている映画館にずっと前からポスター貼ってあって、
ずっと観たいなと思っていました。
そして今週は他にも観たい映画が盛りだくさん。
いい映画ってなぜ同じタイミングで公開されるのでしょうね!
監督:西川美和
主演:本木雅弘
あらすじ:
人気小説家の津村啓こと衣笠幸夫(本木雅弘)の妻で美容院を経営している夏子(深津絵里)は、バスの事故によりこの世を去ってしまう。しかし夫婦には愛情はなく、幸夫は悲しむことができない。そんなある日、幸夫は夏子の親友で旅行中の事故で共に命を落としたゆき(堀内敬子)の夫・大宮陽一(竹原ピストル)に会う。その後幸夫は、大宮の家に通い、幼い子供たちの面倒を見ることになる。
(Yahoo!映画より)
※ネタバレなしです!
今年ナンバーワン!
あぁー。
もうね。なんでこんなブログ書き始めたんだろうって思います。
いい映画観て、少し泣いて「よかったよー。」なんて友達に上から目線で話して、
それでいいやんって思います。
こんな素晴らしい映画、どうやって言葉にすれば、文章にすればいいのか、
わたしはわかりません。正直言って。
書こうとする文章が浮かんでくれば来るほど、
それは、バカなわたしの陳腐な独り言のように思えるし、
感じたように、書こうとすればするほど、
「そうじゃない、そうじゃない」っていう堂々巡りになります。
何がいいたいのかというと、
簡単には言葉にできないくらい、
心が揺さぶられてぐるんぐるんしているということです。
今のところはこれが今年のNo1です。はい。
人は死ぬ
人は必ず死ぬ生き物である限り、
生きている人は自分の大切な人の死と無関係ではいられません。
そこが、この映画が多分人々をひきつけてやまない理由だと思います。
人はややもすると今日と同じような明日が来ると
無条件に信じているけれども、実はそうではなくて、
震災とかテロとか事故とかあるように、
ある日世界が変わってしまうことはよくあることです。
ただ、テレビで見ているとそれが他人事なだけで・・・。
人は変わる
たとえ、大切な人をなくしたとしても、時間は過ぎていくものです
泣いて、もがいて、腹をたてても。
でも、この映画のように、奇妙なもので死がとりもつ出会いも、
少なからずあります。
だから、誰かの死は別の誰かにとっては始まりでもあるのです。
失うという経験は自分を否応なく変えてしまう力があります。
主人公幸夫は自分のことしか考えてない最悪な男でした。
なんか自分を大きく見せることで精一杯。
自分のことだけに関心があり、人のことには興味もない。
それが、本をかけない理由でもありました。
でも、妻とその友人の死が彼を変えていくのでした。
人は愛する
主人公と同じく、妻をなくした大宮(竹原ピストル)が、
中学受験を一人で乗り切ろうとしている息子に、
「ぼくのことになんか興味ないでしょ!?」
と叫んで泣くシーンがありました。
これはなんだか私にも痛烈に響きました。
愛するってその人がしていることに、
興味を示すってことでもあるんですよね。
ほめることも、抱きしめることも、「愛している」と言うことも大事です。
でも、それ以上に「頑張ってるね」「おもしろそうだね」って言われたら、
うれしい。愛されているなって思います。
大宮のこどもたちと接しながら、それに気がついていく幸夫。
そして、大宮の息子に「自分のことを大事だって思ってくれている人を、
簡単に手放してはいけない」って言います。
それは、当たり前のようで、使い古されたようで、
それでも、人の心にまっすぐに届き、あたためてくれるような言葉でした。
あなたの今年No1は何でしょうか?
では、また~。
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