言葉だけじゃたりない?!

日本語教師わかばの綴る日常のあれこれ。映画や本について書くことが多いです。たまに旅行記やアウトドアも。

読書感想【花のベッドでひるねして】大事なのは「違うこと」をしないこと

久しぶりによしもとばなな氏の小説を読みました。

10代以来じゃないか?

本屋でジャケ買いしてみました。

タイトルも素敵だし。

 

こんばんは。

わかばです。

 

とりあえず本の58冊目になります。

とにかく薄い本で1日で読めました。

通勤で半分くらいは読めた感じです。

 

ほんわかした文体なのに、

なぜか、心をつかまえてはなさず、

がっちりと腕をつかまれて、

物語の中に引き込まれていく感じでした。

 

花のベッドでひるねして (幻冬舎文庫)

 

あらすじ

海岸でわかめにくるまれて、

実の親に捨てられていた主人公、幹。

子宮がんで子どもを生めなかったけど、

どうしてもこどもが欲しかった女性に拾われて、

丘のある村で祖父、両親、

章夫おじさんとともに幸せに暮らしていた。

 

祖父はイギリスに行って、

あるB&Bに宿泊してから、

スピリチュアルに目覚め(?)

帰国後、この地でB&Bを開業。

家族で経営している。

父は彫刻家で、章夫おじさんは父の

お手伝いをしていた。

 

しかし、祖父も章夫おじさんも死んでしまった。

B&Bの裏手には、

負の空気が漂う廃墟のようなビルに

おそろしいおばあさんが住んでいた。

おばあさんはもう死んでいないけれど、

そこからはただならぬ「悪い気」のようなものが

流れ込んでくる。

 

何か悪いことが起こるんじゃないか

と思っていた矢先、

母が交通事故にあった。

幸い、大事には至らなかった。

そして、祖父の弟子で、

幹の親友でもある「野村くん」が

アメリカから帰ってきた。

そして、「野村くん」は廃墟のビルを買うという!!

さてさて、どうなることやら!!

というのが、だいたいのあらすじです。

 

「違うこと」をしない

わたしはこれを読んでいる最中、

あるお誘いを受けて、

それを受けるべきが、断るべきか、

悩んでいました。

「断る」にほぼかたむいていたんだけど、

なんとなく余計なものが(つまりはお金)ちらつき、

断り切れていませんでした。

自分の中で「わくわく」しないし、

これは「違うこと」という自覚がありました。

(「違うこと」という言葉はなかったけれど)

でも、言葉で自分の状況を言い当てられなかったので、

ふんぎりがついていませんでした。

だけど、この本を読んでピキーンって決心しました。

そして、めでたく断ったのだけど、

断った後の気持ちがわりt「さわやか」だったので、

「あぁ、これは『違うこと』なんだな」と思いました。

 

引き寄せの法則

おじいちゃんがクイーンのTシャツが

ほしいなと言っていたら、

そしたら、クイーンのTシャツが降ってきた

というくだりがあります。

 

「そんなことあるかい?」

 

って思いますよね。

でもね、そんなことって実際自分でもあるような気がするんです。

そして、そのことについておじいちゃんはこう語ります。

 

通じやすくしていれば通じる。そのためには、(中略)違うことをしないことだ。(中略)毎日のほとんどのことは、意地の悪いひっかけ問題みたいに、違うことへと誘っている。でも、違うことをしなければ、ただ単に違わないことが返ってくるだけなのだ。

 

 引き寄せっていうのはつまり、欲の問題だろう?でも、俺のはそれじゃないんだ。欲がないところにだけ広くて大きな海がある。海には絶妙のバランスがある。その中を泳ぎながら、俺は最低限の魚をとって食べている。ただそれだけのことなんだ。有名になる必要はないし、足りているもので生きればそれでいい、そう決めれば、必要なものはそこにあるんだ。

 

あれもほしい、

これもほしい、

と欲張って、いろいろなことに手をだすのは

多分「違うこと」なんだと思いました。

一見、当たり前のこと…… 家族が仲良く暮らす、なるべく気持ちをたべないようにちゃんと言う、あいさつをしっかり交わす、家のそうじをする。そんなことの積み重ねが結局は大きな力になっていく。

 

花のように良い言葉がたくさんあって、

花のベッドでひるねしたくなりました。

 

あなたもひるねを。

では、また~

花のベッドでひるねして (幻冬舎文庫)

花のベッドでひるねして (幻冬舎文庫)

 

 

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