言葉だけじゃたりない?!

日本語教師わかばの綴る日常のあれこれ。映画や本について書くことが多いです。たまに旅行記やアウトドアも。

【イベントレポ】教材まつり2018In大阪に行ってきました!

何でこんなに忙しいのや?

と思ったら、あきらめ会を含めて、

月1の勉強会(全部で4つ参加してる)が、

先週にすべて重なっていたからでした。

 

こんばんは。

わかばです。

 

さて、タイトルの通り、

教材まつりIn大阪に行ってきましたので、

レポしたいと思います。

www.bonjinsha.com

 

が、午前中にレッスンがあり、

急いで大阪に向かったのですが、

30分ほど遅刻してしまいました……。

 

なので、レポはそこからです。

 

日本語教師のための入門言語学

日本語教師のための入門言語学-演習と解説-

まず最初はこちらの本の著者の先生の講義。

 

まず言語学というのは5つに分けられます。

 

①音声学 言語の一番小さい単位である音声を扱う

②音韻論 音の仕組みを扱う

③形態論 意味のある最小単位を考える

④統語論 語と語の文法関係を扱う

⑤意味論・語用論 

 

わたしが途中参加した時は、

ちょうど、音韻論のところで、

「ん」の発音にもいろいろありますってところでした。

 

※さんぽ

※さんだい

※さんか

 

すべて「ん」だけれども、

後の音が違うと、「ん」の発音は違ってくるということでした。

 

※さんぽ→両唇音の前では両唇鼻音になる

※さんだい→歯茎音の前では歯茎鼻音になる

※さんか→軟口蓋音の前では軟口蓋鼻音になる

 

まぁ、420時間の養成講座で習うことですが、

忘れてしまいますよね。

特に音声指導は「ひたすら真似させる」ことで、

乗り切っている先生も少なからずいそう。

というわけで発音大事って改めて思いました。

 

このあとは文法だったんですが、

学校文法と日本語教育文法の違いなどを

ワークを通してやりました。

 

教師になったばかりの方や

ボランティアを始めたばかりの方は、

上記の本を読んでおくといいと思います。

 

話す・考える・社会とつながるためのリソース

10分の休憩のあとで、

2つ目の講義へ。

この休憩の間には6年ぶりの先生に会えた!

お元気そうで何より。

 

この講義は、今までの受験型の教材では、

日本社会と分断された学習者を、

量産するだけではないの?

という疑問から実践を変えるべく

教材を作ってこられた先生のお話。

作られた教材は無料でいただきました。

ありがとうございます。

ぜひとも、どこかで活用したいと思います。

 

その教材はどんな教材か?

 

それを知るためにまずは

現在、日本にはどこくらい外国人がいて、

どの国から来ていて、

どんなVISAで入ってきているのか?

などをおさらい。

例の骨太の方針についても言及。

 

そんななか、

地域のボランティアとしても、

活躍されてきた先生は、

地域に住む外国人の話に耳を傾け、

「マイストーリー」として編集。

ひとりの外国人の体験を読むことによって、

ほかの外国人が、

その体験をシェアできることになるのが魅力。

 

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たしかに、文型を導入するために、

書かれた文を読むよりはいいと思いました。

 

また、この講義ではワークショップもありました。

自分が実践で大事にしていることを

書き出して、優先順位をつけるというもの。

わたしは「たのしく」

「こむずかしくない」「シンプルに」と言いましたが、

みなさん、いろいろあってそれも興味深かったです。

 

教師は自分のビリーフを持ち

それを実践していくことが大事ってことですかね。

言われたことするだけだったら、

誰でもできますもんね。

 

「読む」教育を制するのは話題である。

 

 

というわけで、これが一番おもしろかったです。

先生がお話上手だったというのもありますね。

 

読解では、生教材をつかいますが、

わりと著作権上の問題がありますよね。

コピーとかして配布したら、

本当はダメなんですよね。

 

あ、ちなみに

配布は配った後そのままで

配付はそのあと回収するんだそうです。

 

だったら、自分でかきおろしちゃえ!

というのがはじまりで、

お仲間の先生たちと60話題で907の読み物を

書下ろして来られたそう。

ちなみに一作の文字数は400~1000。

 

例えば、「家族」という話題のなかには

「家族の癖」とか「卓袱台を囲んで」とか

おもしろそうな読み物が並んでいます。

 

話題で分けられているから、

自分の好きな話題から選べて、

楽しく読めるというわけ。

 

授業で2,3読めば、

家でも読む学生もいて、

それでどんどん読む力がついていくそうです。

 

おもしろいハナシなら読むんですよね。

たいていの教科書の文は

おもしろくないから読まないんです。

 

それで、何度も読めば、

今度は話すときの「十八番」にもなる

というのは本当にその通りだなー

と思いました。

 

もうひとつおもしろいと思ったことは

多読3原則ってのがあって

①辞書はひかない

②わからないところはとばす

③合わないと思ったらなげる

だそうです。

 

とってもおもしろそうな読み物がたくさんあって、

ぜひ使わせてもらいたいな!

と思いましたが、

まだ教材としては世に出ていない?そう。

ビジネスモデルをどうするか

考えあぐねているようすでした!

 

とまぁこんな感じで、

70分×3たくさん勉強しました!

行ってよかったです。

 

では、また~