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言葉だけじゃたりない?!

日本語教師わかばの綴る日常のあれこれ。映画や本について書くことが多いです。たまに旅行記やアウトドアも。

本No22【本物の英語力】外国語は生涯をかけて学ぶもの

最近、なぜか新書ばかり読んでいるような気がします。

すぐに読めて、すぐにブログに書けるから、

いいのかもしれません。

でも、ゆったりと小説でもよみたいなぁという気持ちもあります。

なかなか小説にどっぷりはまる時間がありませんが。

 

こんばんは。

わかばです。

 

本物の英語力

毎週欠かさず見ているテレビ番組に

「ニュースで英会話」があります。

これに出演されている鳥飼先生が好きで、

先生の本を本屋で発見し、即買いしてしまいました。

今日は鳥飼玖美子著「本物の英語力」を紹介したいと思います。

本物の英語力 (講談社現代新書)

本物の英語力 (講談社現代新書)

 

 この本は「本物の日本語力」にして、

日本語学習者に読んでもらってもいいし、

「スペイン語」にして、スペイン語を勉強している人に

読んでもらってもいい。

語学を勉強するすべての人の役に立つ本です。

語学を学ぶ意義

スペイン語を勉強したとき、

想像以上に、キリスト教にまつわる言葉が多いこと、

「Ojala」や単語の頭に「Al・・・」がつく言葉のように

アラビア語由来の言葉もあると習いました。

その時、わたしはスペインの歴史について何も知らなかったので、

そこからのスタートとなり、理解がすごく遅れたように思います。

もし、その背景を知っていれば、「そうなんだ!」と、

もっと面白く感じられたと思うのです。

日本語もそうで、お互いに察しあうムラ社会の生き方を反映して、

直接的な物言いは避ける傾向にある。

「なんで?」って思うことにこそ、語学をする面白さがあるのだと思います。

日本語と違うからこそ、異なる世界を知ることになるわけで、だから英語を学ぶ意義があるのです。

通詞に英語を教えたアメリカ人

読書がためになるなぁと思うのは、

さらなる読書を自分に引き寄せるからです。

この本でもまた自分の無知を思い知りました。

江戸時代末期、黒船来航時、

長崎のオランダ語通詞は英語の通訳をするように幕府に言われます。

しかし、オランダ人に英語を習っていたので、上手くいきません。

そんなとき、密入国したアメリカ人ラナルド・マクドナルドに出会い、

二人は二人三脚で英語を習得していったという実話があるとのこと。

小説にもなっているそうで、是非読みたいと思っています。

海の祭礼 (文春文庫)

海の祭礼 (文春文庫)

 

生涯をかけて学ぶ

鳥飼先生は本の中で

言語というものは生涯かけて学ぶものだ

と言っています。

英会話の授業で、「How long have you studied English?」

と聞かれ、中学1年生のときからですので、「もうかれこれン十年」と答えました。

もちろん、その間ずっと勉強していたわけではないけれど、

勉強してはやめ、やめては再開し、忘れては覚え、覚えては忘れ・・・

をくり返しています。でも、「生涯をかけて学ぶ」と覚悟を決めたら、

それもいいかなと思っています。もちろん、毎日続けるに越したことはないんですが。

英語学習の成否を決めるのは「自立した学習者になること」です。これは、実は、英語だけでなく、他の外国語にも通用することですし、よく考えてみれば、人生すべて「自律性」でしょう。他人と協調しなければ社会で生きていくことはできませんが、同時に、自らを律し、主体的に生きることも不可欠です。

まとめ

常日頃、語学についてぼんやりと考えていたことを、

言葉にしてくださった本でした。

鳥飼先生に語りかけてもらっているような感じで読みました。

そんなふうに感じる本ってそうないと思います。

今回はこの本に出会えてよかったです。

 

 生活に「自律性」を。

では、また~。