言葉だけじゃたりない?!

日本語教師わかばの綴る日常のあれこれ。映画や本について書くことが多いです。たまに旅行記やアウトドアも。

映画No23【ふがいない僕は空をみた】すべての子どもたちが幸せでありますように。

各地で桜が咲いていますね。

毎年見ているけれど、

毎年見るたびに初めて見たような

新鮮な感動を与えてくれる桜の花。

これから新しい命の季節がはじまることを、

喜んでいるかのようです。

 

こんばんは。

わかばです。

 

今日は、「ふがいない僕は空をみた」という映画を

紹介したいと思います。

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ふがいない僕は空をみた(2012/日本)

監督:タナダユキ

主演:永山絢斗 田畑智子

あらすじ:

高校生の卓巳(永山絢斗)は友人と出掛けたアニメの同人誌販売イベントで、アニメ好きのあんずこと主婦の里美(田畑智子)と出会う。やがて二人は深い仲になり、里美は卓巳に自分の好きなアニメのキャラクターのコスプレをさせ、情事にふけっていた。そんなある日、卓巳は前から気になっていた同級生の七菜(田中美晴)に告白され……。

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ふがいない人々

実はこの映画、いろんなエビソードが入れ代わり立ち代わり

でてくる映画です。時系列もあっち行ったりこっち行ったりします。

ですから、ふがいない人僕だけじゃないんです。

まぁ、僕が一番ふがいないんですけど。

でも、世の中の人って、多分みんなどこかで

ふがいないんです。

助産院を営む主人公の母・寿美子

この映画で唯一わたしがふがいなくないと思う人です。

旦那と別れて(この元旦那はもちろん、ふがいない)

助産院切り盛りしてる明るいおばちゃんですが、

「ハッ」としたのは、「どうしても自然分娩で生みたい」

とかいうちょっと狂信的な妊婦が来たときに、

適当にあしらって(彼女にしたらテキトーではないんですが)

助手のような人に「さすがっすね。」みたいなこと言われて

「この仕事、続けて行かないといけないしね。」

と言っていて、わたしの仕事と似てるなぁと思いました。

続けたいからこそ、タイムマネージメントをする。

余計なことに時間をかけない。

それはひいては、ここ一番で、自分の力を出せることにつながる。

なんか、なにげない1シーンでしたが、すごく刺さりました。

抜け出す道は勉強しかない

主人公の友達福田くんは親の愛情を受けずに育ち

祖母を介護をしながら、新聞配達とコンビニバイトで

ギリギリの生活。というより悲惨な生活。

よくいう「子どもの貧困」をそのまま絵にしたような高校生です。

バイト仲間の金持ちの大学生に、

「団地を抜け出す道は勉強しかない」と言われます。

それで少しずつ勉強し始めるんですが、

出会いって人生変えるなーって思いました。

まさに「君はどこにでもいける」。

付け加えるなら、「勉強がわからないのは、

教えているほうも無能なんだよ。」とも言っていました。

これも、ほんまそれ。

で、結局この大学生もふがいなく終わるのですが、

カンペキヒーローがこの映画にいないというのもいいところです。

わたしはこの福田くんのエピソードのところが好きです。

他人の幸福が妬ましい

生きることは苦しいものです。

でも、その苦しさは自分にしかわからなくて、

他人がのうのうと暮らしているように思えて、

自分がどうしたって手にすることのできないものを、

他人がやすやすと手に入れているように思えて、

腹が立ってくる、腹のそこから黒い感情がうぉおお

て湧き上がってきて、他人を傷つけ自分を傷つける。

でも、そこから自分を変えていくのは

やっぱり勉強しかないのやなぁって思いました。

まとめ

やることやれば、子どもが生まれる。

親になる準備ができていなくてもそうなります。

そして、子どもに恵まれない人もいる。

社会の中で苦しみを抱えて、

それでも、子どもを生み出していく。

その子どもたちがみんな幸せになりますようにとの

最後の寿美子の祈りは、切実で美しくまた普遍的なものでした。

 

人生に祈りを。

では、また~。