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映画No18【地球交響曲第一番】わたしたちの命は大きな宇宙の一部である

近所を歩いていると、

庭先の梅の木が濃いピンクの小さな花をつけています。

「あぁ、春がきたぁ」と思います。

どんなに寒くても、

そんなに寒くなくても、

冬が終われば、春が来る

というのを目の当たりにして、

ちょっとほっこりしています。

 

こんばんは。

わかばです。

 

今日は龍村仁監督「地球交響曲第一番」を紹介します。

現在、第八番まで制作されているシリーズの一番最初の作品です。

地球交響曲第一番 スペシャルエディション [DVD]

 

 


地球交響曲第一番 予告

月からみた地球

ラッセル・シュウェイカートのドキュメンタリー。

夜空が大好きだった少年が、いつしか本当に宇宙飛行士となりました。

宇宙で同僚に「ちょっとそのまま5分待ってて」と言われ、

その間に、自分は宇宙の一部であるということに気づかされたといいます。

この映画の全編にわたって「わたしたちの命は、宇宙の、地球の一部である。」

というメッセージに貫かれています。

水の美しさ

映画のなかでは、様々な「水」の姿がうつしだされます。

それは、太陽の光を浴びて輝く水面であったり、

急流の流れの水しぶきだったりするわけですが、

その美しさに感動します。

水は私たちの命を奪うものでもあるけれど、

水は私たちにエネルギーをもたらすものでもあります。 

 

わたしたちは水を通して、地球とつながっているみたいです。

自分を知るということ

ラインホルト・メセナ―は800メートル級山々を、

酸素ボンベや無線なしで、しかも単独で登った登山家。

彼は「なぜ山に登るのか?」と言う問いに

山を征服したいのではなく、のぼれるというとこを証明したいのでもない。ただひたすら自分を知りたかったのです。

と答えるのにシビれます。

まさに、挑戦をするということは、自分にそれができるのか、できないのか、

それを明らかにしていく過程なのかもしれません。

メセナ―のように8000メートル級に登らなくても、

日常のなかで、いろいろなことに挑戦していったらいいのだと思います。

生命力の通り道

家族でキャンプに行って、森の中にたたずんでいる時、

こどもと海に入って泳いでいる時、

「癒される」と感じることがあります。

それはどうしてなのか?

森の木や緑、海の水、太陽の光にはたしかにエネルギーがあって、

わたしたちはそれを自分の中に取り込むことでエネルギーを得て、

また、それを自然に還元しています。

人間はいわば生命力の通り道のようなものだ。

穏やかさと楽観

登場人物の方々はみな、

表情が穏やかです。

そして、地球の未来について尋ねられたら、

危機感をあおるばかりでなく、

非常に楽観的に、「人間と生命の力を信じる」

という答えが返ってきます。

それは5人の登場人物に共通して言えることです。

まとめ

「100分de名著」でアドラー心理学のことを学んだ時に

「苦しい時はより大きな共同体の声を聞け」という名言に出会いました。

そして、最も大きな共同体というのは「地球」だと思い至りました。

そう考えれば、毎日をもっと大切に生きられそうな気がしてきました。

大きい映画でした。言葉が拙くて、上手く伝えられないのが残念です。

 

地球はそれ自体が大きな生命体である。

すべての生命、空気、水、土などが

有機的につながって生きている。

これをGAIA(ガイア)と呼ぶ(ジェームズ ラブロック)

 

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