言葉だけじゃたりない?!

日本語教師わかばの綴る日常のあれこれ。映画や本について書くことが多いです。たまに旅行記やアウトドアも。

本No28【恋する日本語】日本語とは、恋をするために生まれた言語なのだ、

昨日は日本語の文法(というか表現)、

~たとたん、~

~かと思ったら、~

~か~ないかのうちに、~

を教えてきました。

分かりやすい例文をつくるのは、やはり難しいものです。

そんなふうにして、最近は日本語と格闘していますが、

なんだかまた急に寒くなりましたね。

 

こんばんは。

わかばです。

 

以前、このような記事を書きました。

wakaba78.hatenablog.com

「なぜこれを買ったのだろう?」と思うのは服だけではありません。

もちろん、本にもなぜ購入したのかわからない本があります。

今日はその本について書きたいと思います。

恋する日本語

恋する日本語 (幻冬舎文庫)

恋する日本語 (幻冬舎文庫)

 

 小山薫堂さんの本です。

友人が小山薫堂さんが好きなので、

わたしも何か読んでみようと思ったのでしょう。

たしかに、タイトルにも惹かれるものがあります。

内容

この本は恋にまつわる素敵な言葉を紹介している本です。

うすいし、イラスト入りなのですぐ読めます。

例えば、「偶さか」(たまさか)

という言葉があったら、その例文というか、

ショートストーリーが展開されます。

こんな感じ。

 仕事帰りの満員電車の中・・・

外をぼうっと見ていたら、

 

反対側のホームに昔の彼を見つけた。

 

彼も私に気がついて

小さく手を振ってくれた。

 

なんだか少し、元気が出た。

 そんなことあるぅうう?

って言いたくなるような設定です。

今の彼ではないんですよ。

昔の彼何ですよ。

普通、気づく?って思いますけど、

最後の「なんだか少し、元気がでた。」には

共感できるものがあります。

そして最後に、言葉の説明が入ります。

【偶さか】ぐうぜん、たまたま 

このような言葉が35、紹介されています。

 昔の彼

そして、この本のショートストーリーには、

やたらと昔の彼が登場します。

「心掟」という言葉のところでは

デートの途中、昔の彼とバッタリ出会った。

 

「さっきのは誰?」

と今の彼に尋ねられた私は

表情一つ変えずに、

「母のいとこの息子なの。」

と答えた。

 

嫉妬深い彼は、ちょっと安心したみたい。

 

恋には嘘も必要だと思っている。

えぇぇえ?それ、信じるぅ?

安心するぅ?

お母さんのいとこの息子って、そんな人知らんで~。

しかも、そうやって嘘をつくことが心掟なんて、

びっくりぽんです。

遠近(おちこち)

でも、素敵な文章もあるんです。

わたしはこれが好きです。

近すぎて見えないものがある。

 

遠く離れているからこそ、

見えるものがある。

 

それは時間にもあてはまる。

 

遠い未来と今・・・。

 

今の恋への不満は、将来振り返ったとき、

意外と幸せだったりする。

今、辛くてしんどくても、

時が過ぎてしまえば、美しい思い出になっていたりするものです。

それは、恋愛だけでなく、仕事や子育てにもいえることです。

【遠近(おちこち)】現在と未来

まとめ

ショートストーリーにはいろいろ言いたいところもありますが、

とりあげられている言葉は、全然知らなかった美しい大和言葉

オンパレードで「へえ、こんな言葉があるんやな」と思いながら、

一方でいろいろとつっこみながら、読みました。

語彙力育成に一役買ってくれました。

わりとすぐ読めるし、分かりやすいので、

日本語学習者にもおすすめかも!

 

言葉に恋を。

では、また~。