やっと見に行けました「グリーンブック」
アカデミー賞受賞作品ですね。
とはいうものの平日朝一番のMOVIX京都は人もまばら……
おはようございます。
わかばです。
というわけで早速レビューしていきたいと思います。
ネタバレはなしです。
まずは予告編をご覧ください。
誰が出てる?
アカデミー賞作品賞・助演男優賞(マハーシャラ・アリ)・脚本賞を
受賞しました。
監督はビーター・ファレリーという監督です。
「聞いたことないな…」と思って調べたところ、
「メリーに首ったけ」を撮った監督だそう。
今までコメディを中心に作品づくりをしてきたっぽいです。
主演はヴィゴ・モーテンセン。
今まで色々な映画に出てますが、
私が知ってるのは「ロード・オブ・ザ・リング」でした…
助演はマーシャラ・アリ。
「どこかで見たことある…」と思っていましたが、
「ムーン・ライト」に子供だった主人公の心の支えになる役で
出てましたね!その役でその年のアカデミー助演男優賞を
受賞しています。
「ムーンライト」についてはレビュー書いてます。
どんな映画?
舞台は1960年代前半のアメリカ・ニューヨーク。
トニーはイタリア移民で、ナイトクラブの用心棒をしています。
美人の奥さんと可愛い息子二人でブロンクスに住み、
貧しいけれど、幸せな暮らしをしています。
こんなシーンがありました。
トニーの家の水道を直しに黒人の修理工が来ていました。
奥さんはその修理工二人に飲み物を与えます。
が、トニーは黒人の使ったグラスを捨ててしまうのです。
「黒人の使ったグラスが使えるか!」といったところでしょう。
トニーは根はいいやつなのですが、喧嘩っぱやく乱暴な男でした。
そんなトニーに仕事が舞い込みます。
黒人天才ピアニスト、ドクター・シャーリーの
運転手兼用心棒として、彼の南部へのコンサートツアーに
帯同するという仕事です。しかも給料は破格。
トニーは「黒人が上司なんて…」とは思うものの、
破格の給料も魅力だし、ドクター・シャーリーに望まれている
というのもあって引き受けたところから、
トニーとドクター・シャーリーの旅が始まります……
観た後の感想
トニーは白人(イタリア移民)だけど、シャーリーは黒人。
シャーリーは上流階級だけど、トニーは下流。
そして、お互いアメリカでは差別される存在。
そんな二人のカチコチに凝り固まった偏見を、
旅を通して、おもしろおかしく溶かしていくところが、
この映画の面白いところです。
そして、ゆっくりと脚本が人の心にフォーカスしていく。
タイトルにもある言葉「勇気が人を変える」
その前には実は「才能で人を変えることはできない」とありました。
自分が認められる場所だけで、弾くのでは何も変わらない。
黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーの勇気とは何か?
ぜひ劇場で観てくださいね。
それにしても、半世紀以上経っても、
人間の社会というのは何も変わらないのですね。
アメリカでも、ヨーロッパでも、日本でも、
偏見にみち、差別が横行し、憎しみは消えることはありません。
だけど、一人の人間と一人の人間のあたたかい出会いが、
偏見を溶かすこともあります。
というか、それしか溶かす方法はないのです。
そこに人間の美しさがあるのだなあと思いました。
おまけ(字幕について)
今、予告編を何度も見返しながら、
これを書いているのですが、
予告編の字幕と、映画館で見た映画の字幕が
違うんですよね。
それも微妙にとかじゃなく、かなり違う……
予告編の方がいいんですけど……
いやあ、言葉のチョイスって大きいですね。
印象をかなり左右しますね。
いずれオリジナルで聞けるようになりたいです。
では、また〜
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