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【映画レビュー】グリーンブック「勇気が人を変える」

やっと見に行けました「グリーンブック」

アカデミー賞受賞作品ですね。

とはいうものの平日朝一番のMOVIX京都は人もまばら……

 

おはようございます。

わかばです。

 

というわけで早速レビューしていきたいと思います。

ネタバレはなしです。

まずは予告編をご覧ください。

 


【公式】『グリーンブック』3.1(金)公開/本予告

 

誰が出てる?

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アカデミー賞作品賞・助演男優賞(マハーシャラ・アリ)・脚本賞を

受賞しました。

 

監督はビーター・ファレリーという監督です。

「聞いたことないな…」と思って調べたところ、

「メリーに首ったけ」を撮った監督だそう。

今までコメディを中心に作品づくりをしてきたっぽいです。

 

主演はヴィゴ・モーテンセン。

今まで色々な映画に出てますが、

私が知ってるのは「ロード・オブ・ザ・リング」でした…

 

助演はマーシャラ・アリ。

「どこかで見たことある…」と思っていましたが、

「ムーン・ライト」に子供だった主人公の心の支えになる役で

出てましたね!その役でその年のアカデミー助演男優賞を

受賞しています。

「ムーンライト」についてはレビュー書いてます。

www.wakaba-nihongo-writer.net

 

どんな映画?

舞台は1960年代前半のアメリカ・ニューヨーク。

トニーはイタリア移民で、ナイトクラブの用心棒をしています。

美人の奥さんと可愛い息子二人でブロンクスに住み、

貧しいけれど、幸せな暮らしをしています。

 

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こんなシーンがありました。

トニーの家の水道を直しに黒人の修理工が来ていました。

奥さんはその修理工二人に飲み物を与えます。

が、トニーは黒人の使ったグラスを捨ててしまうのです。

「黒人の使ったグラスが使えるか!」といったところでしょう。

トニーは根はいいやつなのですが、喧嘩っぱやく乱暴な男でした。

 

そんなトニーに仕事が舞い込みます。

黒人天才ピアニスト、ドクター・シャーリーの

運転手兼用心棒として、彼の南部へのコンサートツアーに

帯同するという仕事です。しかも給料は破格。

 

トニーは「黒人が上司なんて…」とは思うものの、

破格の給料も魅力だし、ドクター・シャーリーに望まれている

というのもあって引き受けたところから、

トニーとドクター・シャーリーの旅が始まります……

 

観た後の感想

 

トニーは白人(イタリア移民)だけど、シャーリーは黒人。

シャーリーは上流階級だけど、トニーは下流。

そして、お互いアメリカでは差別される存在。

 

そんな二人のカチコチに凝り固まった偏見を、

旅を通して、おもしろおかしく溶かしていくところが、

この映画の面白いところです。

そして、ゆっくりと脚本が人の心にフォーカスしていく。

 

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タイトルにもある言葉「勇気が人を変える」

その前には実は「才能で人を変えることはできない」とありました。

自分が認められる場所だけで、弾くのでは何も変わらない。

黒人ピアニスト、ドクター・シャーリーの勇気とは何か?

ぜひ劇場で観てくださいね。

 

それにしても、半世紀以上経っても、

人間の社会というのは何も変わらないのですね。

アメリカでも、ヨーロッパでも、日本でも、

偏見にみち、差別が横行し、憎しみは消えることはありません。

だけど、一人の人間と一人の人間のあたたかい出会いが、

偏見を溶かすこともあります。

というか、それしか溶かす方法はないのです。

そこに人間の美しさがあるのだなあと思いました。

 

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おまけ(字幕について)

今、予告編を何度も見返しながら、

これを書いているのですが、

予告編の字幕と、映画館で見た映画の字幕が

違うんですよね。

それも微妙にとかじゃなく、かなり違う……

予告編の方がいいんですけど……

いやあ、言葉のチョイスって大きいですね。

印象をかなり左右しますね。

いずれオリジナルで聞けるようになりたいです。

 

では、また〜

 

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