ブログ名、変更してみました。
「桃三李四」っていう四字熟語は、
何事にも時間がかかるっていう意味で、
すごく気に入っているのですが、
何のことかわからないよな~とも思うので、
思い切って変更しました。
ついでに、その下の文章も、
デザインも、背景の模様も。
違和感アリアリで、やっぱり元に戻そうかと思ってしまいますが、
しばらく、これでいきたいと思います。
こんばんは。
わかばです。
山田ズーニー著 あなたの話はなぜ「通じない」のか
以前、山田ズーニーさんの本を読んで、
すごく感銘を受けたので、こちらも読んでみました。
好きな書き手がいるととりあえず3冊は読んでみたくなります。
仕事柄、こういうタイトルはダイレクトに胸に響きます。
わたしの毎日の授業に役立つ内容がありそうだし、
コミュニケーション力も高まりそう。
そういう思いで、本書を手にとりました。
意見が言えない理由
わたしが留学していて学生側だった時もそうで、
「共産主義についてどう思うか?」というような、
どこにも答えが書いていないようなことを言われても、
わからなくて、黙ってしまうことが多くありました。
それでも、欧米の学生は、黙ることはせず、何か言うんですよね。
そんなときは決まって先生が「日本人は静かよね・・・」
と呆れ顔をしていたことを今でも覚えています。
問題が与えられたら、わたしたちはすぐ答えを探そうとする。暗記と応用で正解を出すことに慣れているからだ。でも、正解のない問題を自分で考えたいなら、まず「問い」を探すことだ。
自分の意見の導き方
日本語の授業でも発言が少なくて困る時があります。
それはわたしの「問い方」もよくないんだと思います。
例えば、「北朝鮮拉致問題についてどう思うか? 」と問われ、すぐに答えがでるだろうか。(中略)発見のない思索は徒労感を強め、考えること自体への意欲をしぼめてしまう。
そんなときは、どうしたらいいのか?
具体的な問いをたててみるのだ。
どうやってたてるのかというと、
やはり5W1Hを使う。そして具体的な問いをたてていく。
「いつ起こったのか?」とか「どこで起こったのか」とか?
自問→自答→自問→答えがでない→調べる→答えがわかる→さらにその答えから疑問が生まれる→自問→自答→自問→自答・・・
これを粘り強く続けることが「考える作業」だ。 そうして、「あ、そうか!」という発見、何かがすとんと腑に落ちる感じ、「わたしが言いたかったのはまさにこれだ」というのが見つかったら、それがあなたの意見だ。」
前提が通じない相手に
よく学校でも問題になる遅刻問題。
遅刻の常習犯の遅刻をどうすれば減らせるかという問題。
「遅刻は人として当たり前」と何度言っても通じない時、
「問い」なら通じ合える
と著者は言っています。
以前、同僚もアルバイトの学生の遅刻に悩んでいた。やはり、この前提を何度言い含めても通じない。ある日、いつものように遅れたバイトさんに、同僚は注意ではなく
「ねえ、なんで時間通りにくるんだと思う?」
と聞いたそうだ。バイトさんは虚を突かれた。そこで彼女は「相手の時間を大切にしてあげられるでしょ」と言った。これはこの人の場合効いたらしい。
さいごに
授業のときよりも、わたしの暮らしで
もっと「なぜ」と問うて、いきたいと思いました。
気を抜くとぼんやりと毎日をすごしてしまうので、
まずは自分から「考える生活」をしよう。
そして、コミュニケーション力をあげて行かないと。
人生に「問い」を。
では、また~。
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