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本No45【松浦弥太郎の仕事術】どんな小さなことや行いにおいてもその先には人がいる

今日は一日雨でした。

今年の夏は、朝夕涼しかったり、

雨が降ったりして、ここ数年ではとびぬけて

過ごしやすい夏やなぁって思います。

クーラーをつけずに、肌布団で眠るなんて、

子どものころ以来のように感じます。

 

おはようございます。

わかばです。

 

松浦弥太郎著 松浦弥太郎の仕事術

最近、松浦弥太郎さんの本が好きで好きで、

本屋で見かけるたびに、つい買ってしまって、

もうこれで3冊目になります。

なぜこんなに松浦弥太郎さんの本を読みたくなるんだろうかと

考えてみました。

 

そこでたどり着いたのは、

わたしは誰かに教え導かれたいのかもしれない。

ということでした。

 

三十代も後半に入り、いよいよ四十代に入る今、

もう、わたしを常に見守り、教え、育ててくれる人はいないと

考えていいと思います。

そんな中、子どもを育てるという立場にあり、

人に教えるという立場にもあって、

どういうふうに生きれば、どんな自分でいればいいのか、

ふと立ち止まって迷ってしまうことが多くなりました。

そんなときにぴったりの本、それが松浦弥太郎さんの本なのです。

 

松浦弥太郎の仕事術 (朝日文庫)

松浦弥太郎の仕事術 (朝日文庫)

 

 

その人の後ろの50人を意識する

OLをしていた時、こんなことがありました。

とても、気難しいお客さんがいて、

わたしはすごくそのお客さんに手を焼いていました。

まわりのみんなも同情的でした。

それで、これで最後の書類を送って、 

取引が円満に終わるというとき、

わたしは先輩に冗談めかして、でも実は本気で、

「もう一筆とか書かずに書類だけ入れて送っちゃおうかなぁ~」

って言いました。

すると、先輩は静かな声でこう答えました。

「うん、でも、もしかしたら、その友達、その親戚が

 またわたしたちを頼って来てくれるからもしれないから、

 あまり失礼のないようにね。」

「・・・はい・・・」

わたしはぐうの音も出ませんでした。

バカでした。

 一人を敵に回せば、五十人の敵ができる。一人に嫌われたら、五十人に嫌われてしまう。こう考えれば、どんな人との関わりも決しておろそかにしてはならないと、思えるのではないでしょうか。

 翻って考えれば、一人に好かれれば、五十人の見方ができるかもしれません。

 これは決して損得勘定ではありません。人間関係とはそれだけ大切であり、目の前の人とそれだけ真摯に向き合うべきだという話です。

 

三つのアプローチを忘れない

 わたしのような感情的でおバカな人間のために、

職場の人間関係を大切にするためにするべき三つのことが書いてあります。

笑顔と挨拶と自分の意見をはっきり伝えること

 まず、笑顔。笑顔はべつにへらへら笑う必要はないけれど、

相手に笑顔がないと、こちらも心配になってしまいます。

次に挨拶。昔いた会社は一人一人に「〇〇さん、おはようございます。」と

言わなければならない会社でした。

でも、今となってはそれの方がいいような気がします。

なんか、目も見ずに挨拶するのってどうなん?って思います。

あとは自分の意見をいうこと。

インプットしないとアウトプットは出てこないので、

やはり勉強も必要です。勉強したら、

どんどんアウトプットしてほしいと思います。

日頃から、自分の考えや意見を整理して言語化する訓練をしておくこと。これにも効能が二つあり、自分の意見がまとまるとそれを誰かに話したいと思うようになり、積極的にコミュニケーションをとるきっかけになります。

 

まとめ

当たり前のことのようだけど、みんなできていないことや

もう30歳を超えたら、誰も注意してくれないこと

そういうことを分かりやすい言葉でかいてあって、

「明日からちゃんとしよう」って心から思える本です。

こういう上司がいてくれたらイイな!って思います。

 

松浦弥太郎の仕事術 (朝日文庫)

仕事に遊びを。

では、また~。

 

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