日本語教師わかばの教え方がうまくなるブログ

日本語教師わかばのことばにまつわるあれこれ。ライターもやってます。旅行と映画と本が好き。

日本語の文章を3つに分類したら、中級読解はクリアできる!

一日45分×6コマが普通なわかばです。

この生活を続けていると、

なかなかコンテンツ作りができないので、

どうしようかと悩み中です。

 

こんばんは。

わかばです。

f:id:wakaba78:20190110001802j:image

中級読解はキューの出し方がポイント!

さて、今日は中級読解についてです。

なかなか読めない……

決まられたところまで進まない……

とお悩みの先生方はたくさんいらっしゃるかと思います。

 

わたしもそうでしたが、

ふと、このやり方のヒントを、

先輩先生に教えてもらって、

アレンジしたやり方です。

 

初級が終わって中級に入ったばかりの学生を

想定して書きますね。

 

こちらの説明ばかりにならないように、

どんどん質問をしていってくださいね。

だけど、この質問の質が悪いと、

上手く答えられなくて、

時間ばかりが過ぎていくので注意です!

 

日本語を3つの型にわける

問題です。

以下の3つの文はどんな違いがありますか?

 

①さくらは花です。

②さくらはきれいです。

③さくらは散ります。

 

正解は……

 

①名詞文

②形容詞文

③動詞文

 

です!

 

中級読解をはじめる前に、

この3つの型を教えておく必要があります。

これがわかるといわば、その文の中心が分かります。

つまり一番大事な部分です。わたしは「文の骨」と言ってます。

「なにがなに?」「なにがどんな?」「なにがなにした?」

でもいいです。

 

実際にキューを考えながら読んでみる

では、こちらのテキストで

練習しましょう

テーマ別 中級から学ぶ日本語 〈三訂版〉

テーマ別 中級から学ぶ日本語 〈三訂版〉

 

 第1課「なぞなぞ」でやってみます

 

こんな文で始まっています。

子供が小学校で英語の勉強を始めた。

この文を読ませる場合、わたしはこんなふうに精読します。

 

Q:この文は何文ですか。

A:動詞文です。

Q:そうですね。じゃ、何が何をしましたか。まず、何が?

A:子供が

Q:何をした?

A:英語の勉強を始めた。(※)

Q:一つの言葉でいってください。

A:始めた。

Q:そうですね。子供が始めた、です。では、子供が何を始めたんですか。

A:英語の勉強です。

Q:どこでですか?

A:小学校です。

 

とまあこんな感じ。

※のように、全て言おうとする人がいます。

そうすると、本当に大事な主述がとれているか

わからないので、

「一つの言葉でお願いします」と言ってください。

ここまでできたら、読めています。

でもすべてこんなシンプルな文じゃないしね。

 

次、6行目のこちらの文

初めは、何をいっているかよくわからなくて、いつものなぞなぞかなと思いながら、料理の手を止めた

これももちろん動詞文です。

じゃ、何が何したのでしょう?

これは主語が省略されています。

「主語は初め」と答える人が

私はとめたです。

何を止めたのか?料理の手です。

どうして料理の手を止めたのか?

何をいっているのかよくわからなくてとめたんです。

その後、どんなことを思いながら、手を止めましたか?

いつものなぞなぞかなと思いながら、手を止めました。

 

……とこんな感じです。

 

みなさんもぜひこれでQ&Aを繰り返しながら、

読解授業を進めてみてください

 

では、また~

 

 

www.wakaba-nihongo-writer.net

 

 

www.wakaba-nihongo-writer.net

 

 

www.wakaba-nihongo-writer.net

 

スポンサーリンク