日本語教師わかばの教え方がうまくなるブログ

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スピーチコンテストの指導のポイント!この3つをおさえよう!

今日は半日病院で検査してました。

健康診断です。

いろいろ気づきもあるもので、

こんなことをつぶやきました。

ほんと、世界はだれかの仕事でできています。

 

こんばんは。

わかばです。

 

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みなさんのツイートから、

今スピーチコンテストのシーズンなんだなと思ったので、

その指導のポイントについて書きます。

 

いままで担任を8回ほどしましたが、

校内のスピーチコンテストOR朗読大会で、

賞にひっかからなかったのはたったの1回!

(もちろん当たるクラスにもよりますが)

 

テーマを選ぶべし

 

まずはこれ。

誰かの心を動かすようなテーマにしないと、

だめです。

つまり、いいテーマで書いている人に

代表になってもらいましょうってことですね。

今までいいなと思ったテーマは

「言葉の違い」と題して、

―寒くないですか?とフランス語で訊かれたら寒くないですと答えますが、

日本では窓をしめましょうかと答えなければいけないんです―

というようなテーマ。

日本人視点では気づかないようなテーマが賞に選ばれやすいです。

あとは、ユニークなもの。

「トイレの使い方で驚いた」とか「世界の美しい女性」とか

 

 

ポーズを意識すべし

 

発音指導している先生もいるけれど、

そんなに直前にやったって発音はなおりません。

発音やるなら、イントネーション。

日本語っぽく話すというトレーニングのほうがいい。

だけど、これだって時間がかかります。

てっとりばやく、日本語っぽい話し方にするためには

ポーズを上手く入れることが超大事!

みんなダダダダダーとつなげて原稿を読んでしまうのです。

できるだけ早く読んだほうが、

上手く聞こえるって無意識に思っているんですよね。

でも、そうじゃないんです。

いいところでやすまないと、

聴いているほうもしんどいんです。

とくに言いたいメッセージのあとはためること。

スクリプトに/(スラッシュ)を書いてあげましょう。

/ひとつのスラッシュは1秒まつ

//ふたつのスラッシュは2秒まつ

みたいな感じですかね。

自然になるようにお手本もみせてあげてください。

 

原稿は覚えるべし

 

これは必須だとわたしは考えています。

誰かの前で話す時に紙をもって話すのは

かっこわるいよ……

と思うので、きほん、暗記してください。

と言ってます。

そして、この暗記はただコンテストに勝つためのみならず、

ここで暗記することによって、

飛躍的に日本語力がのびるからなのです。

だから、そのことをちゃんと学生さんに伝えましょう。

何度もおなじ文を繰り返し発音し、

暗記することは苦行です。

やんなきゃいけないとわかっていても

できないのが凡人なのです。

だから、こういう機会利用して、

がっつりコミットする。

そうすると自分が少しレベルアップしたとおもえるので、

オススメです。

 

わたしの学校の審査員はいつも日本人なので、

そういう想定で書いてみました。

もし、スピーチコンテストや

スピーチの指導で迷っていることがあったら、

参考にしていただければうれしいです。

 

では、また~

 

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