日本語教師わかばの教え方がうまくなるブログ

日本語教師わかばのことばにまつわるあれこれ。ライターもやってます。旅行と映画と本が好き。

質問づくりのセミナーに行って、問いをたてる大切さを学んだよ

3月22日と23日の2日間にわたって

こちらのセミナーに参加してきました!

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peraichi.com

なぜこのセミナーに参加したか?

わたしは以前、こちらの本を読んで、

「質問づくり」を通して行う授業に興味を持っていました。 

このたったひとつを変えるだけというのは、

教師から学生にするものだった質問を

学生から教師にするものにしようということです。

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

たった一つを変えるだけ: クラスも教師も自立する「質問づくり」

 

 この本の書評記事はこちら↓

www.wakaba-nihongo-writer.net

こちらの本を参考にして質問づくりの

授業をやったことはありますが、

なかなかうまくいきません。

それもそのはず、実際わたしは自分でも質問づくりを

したことがないのです。

このセミナーの情報はツイッターで知ったのですが、

実は著者の一人であるルス・サンタナ氏の講演もあるということで

これは「質問づくり」をしっかり学ぶチャンス!と

満をじしていってきました。

 

シンポジウムとパネルディスカションの感想

 

3月22日に行われた講演では4人のスピーカーの話を聴きました。

共通していたのは、「問いを立てることでしか学びは深まらない」

ということ。

今までの教育は一方的なインプットでしかない。

これでは自分でモノを考えたとはいえず、

つまり、深い学びにはなっていないということ。

じゃあ、問いを立てるってどういうことなのか?

というと、当たり前を疑うということなのです。

つまり、例えば、人間の細胞の数は60兆です……

ほんまなん?ってことですよね。

じゃ、自分で調べてみよう。

そこから学びは始まるってことです。

 

ちなみに登壇者の一人である永田和宏氏の本が

とても興味深いので早速購入して読んでみようと思っています。

 

知の体力 (新潮新書)

知の体力 (新潮新書)

 

 

ワークショップの感想

23日の朝10時からワークショップは始まりました。

今回はSDGs(持続可能な開発)について、

「質問づくり」を通して学ぶというワークショップでした。

目的は「SDGsを自分ごとにする」です。

 

詳しくはこちら↓(の下のほうです)

peraichi.com

まずはグループで自己紹介。

それから、ファシリテーターの先生から、

SGDsについて簡単な説明がありました。

「SDGsって何?」

という状態からだったので、

詳しく説明してもらえて助かりました。

その後で、カードゲームをしながら、

SDGsについてさらに学びました。

このカードゲームがとてもおもしろかったです!

おもしろすぎて写真も撮ってない……

そこまで来てだいたいSGDsいうものが何なのかだいたい

わかりました。

「SDGsって何?」という方はこちらの動画を参照してください。


SDGs NOW! 17 Goals to Transform Our World

 

そこまで来たら、今度は自分の身の回りで起きていることと、

SDGsを関連づけるため、新聞の記事要約とミニプレゼンをして、

それがSDGsにどう繋がるかということを考えました。

 

で、午前中はここで終わり。

 

まあ普通だったら、インプットして終わりなのですが、

より深く掘り下げるためのメソッドとして「質問づくり」が登場。

「質問の焦点」に対して、

グループで質問づくりをします。

これが難しいのですよね。

 

でも、ただ淡々と質問を出していく。

評価とかはナシです。

その質問を全体でシェア。

最終的に3つの質問に絞ります。

 

その3つの質問から、

自分に必要なこと、

すべきことを導き出し、

今日からできるコミットメントを考えるというワークショップでした。

ふう〜

書いていても大変ですね。

 

まとめ

わたしは質問づくりは、それだけで

学びになると思っていましたが、

それは勘違いでした。

しっかりとインプットした後に、

それをさらに深く掘り下げるためのメソッドだったんだなと

今日改めて思いました。

わたしはこれを日本語読解の授業で

ぜひぜひ取り入れてみたいと思いました!!

 

では、また〜

 

「質問づくり」を提唱しているRQIのサイト

rightquestion.org

 

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