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新学期に使ってみたい!新しい日本語のテキスト3選

3月も下旬で日本語教育関係者は、

新学期の準備に追われているのではないでしょうか

 

こんにちは

わかばです

 

わたしは今学期担任をしないので、

比較的のんびりと春休みを満喫しております。

そんな新学期準備の目玉といえば、

やはりテキストですよね。

 

前と同じテキストを使うのか?

それとも、変えるのか?

決定権のある先生はもちろん、

非常勤の先生方も気もそぞろなのではないでしょうか。

 

というわけで、今日は最近出版された本で、

ぜひ使ってみたいと思う3冊を選んでみました。

 

①日本がわかる、日本語がわかるーベストセラーの書評エッセイ24

まだ実際に手にとってみたことはないのですが、

SNSでどなたかが紹介されていました。

出版社である凡人社のHPにはこうあります。

21 世紀最初の10 年間に日本で広く読まれたベストセラー書籍15 冊を取り上げ、これらの書籍に関する書評(本文・コラム計24 本)を通じて日本語を学びます。

凡人社HP

上級日本語教材 日本がわかる、日本語がわかる ―ベストセラーの書評エッセイ24― | 世界の日本語教育に貢献するにほんごの凡人社

 

取り上げられている書籍も2000年代の話題のベストセラーばかり。

「声に出して読みたい日本語」とか「夢をかなえるゾウ」とか

「1Q84」とか。

十分に日本語力のある人が知識を広げるには最適のテキストになりそうですね。

上級日本語教材 日本がわかる、日本語がわかる ―ベストセラーの書評エッセイ24―

上級日本語教材 日本がわかる、日本語がわかる ―ベストセラーの書評エッセイ24―

  • 作者: 田中祐輔,川端祐一郎,肖輝,張玥
  • 出版社/メーカー: 凡人社
  • 発売日: 2019/03/06
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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②多文化社会で多様性を考えるワークブック

これは今、ある方からお借りしていて、手元にあります。

すごく新しいコンセプトの本です。

そのコンセプトがまた素晴らしいです。

社会の分断と対立を、暴力ではなく「対話」によって解決していこうとする意欲と、そのために必要な最低限の知識と、さらに多様性を受容するためのスキルトレーニングが必要だと考えました。そして、わたしたちが関係する教育の現場こそ、公正な社会を創っていく市民としてのトレーニングの場にふさわしいと考え、そうした場にしたいと考えました。

(出典:「多文化社会で多様性を考えるワークブック」はじめに より)

研究社 - 書籍紹介 - 多文化社会で多様性を考えるワークブック

 

こういうWHYの部分に共感できるテキストに

出会ったのは初めてかもしれません。

多文化が衝突する場面を設定し、そんな場合、

あなたはどう考えるか?そして、それはなぜか?

あなたと違う意見の人がいたとき、どうやって歩み寄るか?

といったことが考えられるテキストになっています。

これはぜひ使ってみたいです。

 

多文化社会で多様性を考えるワークブック

多文化社会で多様性を考えるワークブック

  • 作者: 有田佳代子,志賀玲子,渋谷実希,新井久容,新城直樹,山本冴里
  • 出版社/メーカー: 研究社
  • 発売日: 2018/12/19
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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③NIJ テーマで学ぶ中級日本語

こちらも手元にはまだないんですが……

これの初級版であるNEJはよく使っていました。

www.wakaba-nihongo-writer.net

それの中級版が出たということで(ちょっと前だったかな)

早速使ってみたいなと思っています。

 

音声もネット上にあるので便利です。

まだ、全てはアップロードされていないみたいですけど。

ちょっと聞いてみたところ、やはりNEJの時からの流れで

ナラティブ系ですね。

自分のことが話せるようになるのでいいと思います。

 

NIJ テーマで学ぶ中級日本語

NIJ テーマで学ぶ中級日本語

 

 

 

こんな感じで使ってみたい3冊を紹介しました。

実際、本当に使えるかどうかわからないけれど、

チャンスがあれば使ってみたいと思います。

皆さんの参考になれば幸いです。

 

では、また〜。

 

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