御池通り@京都
今日は歩きまくった一日でした。
でも、なんだか爽快。
日差しは強かったものの、
風が湿気を含んでおらず、
すがすがしくて、気持ちがいい。
このように街路樹の下を歩くときには
思わず「さんぽ」を口ずさんでしまうほど。
こんばんは。
わかばです。
君の名は。(2016/日本)
やっと観に行けました。巷で話題の「君の名は。」
予告編も見ませんでしたが、
「一緒に行った人を絶対好きになる」と言われたので、
一人で行きました。
監督・新海誠
あらすじ
1,000年に1度のすい星来訪が、1か月後に迫る日本。山々に囲まれた田舎町に住む女子高生の三葉は、町長である父の選挙運動や、家系の神社の風習などに鬱屈(うっくつ)していた。それゆえに都会への憧れを強く持っていたが、ある日彼女は自分が都会に暮らしている少年になった夢を見る。夢では東京での生活を楽しみながらも、その不思議な感覚に困惑する三葉。一方、東京在住の男子高校生・瀧も自分が田舎町に生活する少女になった夢を見る。やがて、その奇妙な夢を通じて彼らは引き合うようになっていくが……。
(Yahoo映画より)
※以下、最後の結末にはふれずにネタバレしています。
監督?新海誠?だれ?
っというような予備知識でした。すみません。
アニメといえば、スタジオジブリくらいしか頭に浮かびません。
だめですね・・・
これまでの作品などを調べてみると、
「言の葉の庭」は聞いたことがあるような気がしました。
観たあとの感じが、「千と千尋の神隠し」を観たあとの感じに似てる
って思ってしまいましたね~。なんとなく。
さて、朝一の回に行ったのですが、
思ったより観客がいました。
若い人が多かったかな?
公開直後だったら、もっと多かったのかな?
さて、ビル群、すれ違う電車、渋滞した道路、
開始直後はなんのことかさっぱりわかりません。
そこに満点の星空の中を光る流星が落ちてくるシーンが挟まれ、
ジャラーっと伏線がまかれます。
その後、「ああ、これは男女が入れ替わってるんだな」って気がつきます。
そのあたりは楽しいです。
入れ替わるのは飛騨の山奥の糸守町ってところに
住んでいる三葉(みつは)ちゃんと
東京に住んでいる瀧(たき)くんです。
お互い、入れ替わってるってことに気がついて、
スマホ使ってやりとりしたりするところは面白かったです。
そして、瀧くんが三葉ちゃんに会いに行こうとするんですが、
そのあたりから物語が動き始めます。
実は、糸守町は3年前に、巨大隕石が落ちて、
大きな被害を受け、今は誰も住んでいない街だったのです。
つまり瀧くんが入れ替わってたのは3年前の三葉ちゃんってことです。
三葉ちゃんが入れ替わってたのは3年先の瀧くんってことです。
三葉ちゃんと瀧くんは場所が離れているだけでなく、
時空も飛び越えていたのです。
瀧君は、それを知り、3年前に戻って、
三葉ちゃんに「糸守町に隕石が落ちるよ!」って伝えようとします。
そして、糸守の人々を守ろうとします。
このあたりは本当に手に汗握る展開でした。
それで、その隕石の街っていうのは、
やっぱり、どう考えても東日本大震災の被災地を想起させるものでした。
それを3年後の未来に生きる瀧くんにつなげることで、
「あの時と今はつながっている」って気持ちになりました。
人間って忘れる動物なんですよね。時間とともに・・・。
それは時と場合によってはいいことでもあるし、
切ないことでもある。
忘れないためにどうすればいいのかな?
わたしは何か大切なものを忘れているのではないかな?
一度、立ち止まって考え直したくなりました。
もちろん、これは三葉ちゃんと瀧くんの純愛ラブストーリーでもあるし、
東日本大震災を思わせる社会派映画でもあるし、
瀧君が飛騨を旅するロードムービーでもあるし、
どうなっているのかを考える謎解きストーリーでもある。
本当にいろいろな要素がいっぱい詰まっている、
幕の内弁当のような作品です。おなかいっぱいです。はい。
そうそう、映画のなかに
人が噛んで吐き出した米を発酵させて
お酒をつくって神様にお供えするっていうシーンがあるのですが、
「そんなお酒あるのか?!」って思って、調べたら
本当にあるみたいでびっくりしました。
世の中知らないことだらけですね。
忘れ物はないですか?
では、また~。
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