この記事を無事アップできれば、
今月は月20日以上更新という目標を達成できる!
と意気込みながらこれを書いていますが、
実は「目標達成するぞ!」と頑張っていたわけではありません。
でも、生活の中に「ブログ」というものの占める割合が、
増えつつありまして。
明日はこれを観て、今日はこれを読んで、
とあれこれ計画をたて、観たもの読んだものについても
あれこれ考えて、記事にするということが、
半分習慣のようになってきました。
それがあっての月20記事だと思います。
こんばんは。
わかばです。
考え方のコツ
今日は本屋で出会った松浦弥太郎著「考え方のコツ」を紹介します。
以前、「今日もていねいに」という松浦弥太郎さんの本を読んで、
いたく感銘を受けたので、
また他の著書も読みたいなぁと思っていたところでした。
わたしは一度きりの人生を充実した人生にしたいし、
人に役に立つ仕事をしたいと常々思っています。
でも、それって思うだけで、そのために何もしていなければ、
達成されようもないハナシですよね?
そもそも、充実した人生って何ですか?とも思うし、
役にたとうがたたなかろうが、仕事は仕事でしょ?とも思う。
この本は、そのあたりの疑問に静かな語り口で答えてくれる本です。
知らないことを調べない思考術
普段、授業の準備をする時、
これを教えるのにいいアイデアないか?
と思うことがあります。
そんなとき、何をするかというと、
まず「Google先生」にお尋ねします。
そうすると日本語教師が書いたブログなどがどっさり出てきます。
それを参考にしつつ、アイデアを膨らませるという方法をとっている
わたしなのですが・・・筆者はというと・・・
思考を妨げるのは知識です
とバッサリです。
情報収集をし、知識が豊富になっただけで「自分で考えた」と思ってはいけません。人の知識を借りているのに「自分のアイデアである」と勘違いするのは大きな過ちです。
そうか!と思いました。
わたしは今まで知識のある人こそ、エライ!
と思っていたようなところがあります。
なぜ?なに?なんだろう?を大切にする
「どうして学習者はこれがわからなんだろう?」
「学習者が日本語を話せるようになるために必要なものは何だろう」
などという「なぜ?なに?なんだろう?」
は思考のプロセスの第一歩なんだそうです。
その次の段階、思考の第二歩の段階で検索エンジンに頼らず、
自分で考えることを筆者は提唱しています。なぜか
検索エンジンに依存し、考えることなく答えを得るようになると、人間としての大切な機能が失われていく。僕にはそう思えます。これほど情報があふれている時代だからこそ、あえて情報を遮断することをできる限り心がけています。知ることも難しいけれど、考えることはもっと面倒で難い。こう覚悟したうえで自分は考える人でありたいと思っているのです。
知らないことはすばらしい
この仕事をはじめて10年です。
いろいろなことがわかって、
アドバイスなどもできるようになりました。
筆者のことばは、そんなわたしに強烈パンチをくらわせてくれました。
「そんなことはわかってる」という慢心やおごりに
足元をすくわれることがあるかもしれません。
いくら年をとっても何も知らない自分を忘れずにいたい。いつも自分をまさらな状態にしておきたい。そう願っているから、僕は知識が増えすぎたと感じたら捨てています。知ったことを忘れていくのです。
一見、時代と逆行するその道は、その先には「感じること」と「考えること」という手つかずの道が広がっています。思考の第二歩としてはそんな道を踏み出したいものです。
さいごに
松浦弥太郎さんの本は、いつも自分では考えもしないところから、
よりよく生きて仕事をするためのヒントを惜しみなく教えてくれるので、
大好きです。早速明日から実行しようと思う提案が他にもたくさんあって、
尊敬できる先輩にやさしく諭されているようで、
読んでいるあいだ、なぜか幸せな気分になります。
検索をやめて、「思考」を。
では、また~。