週に一度はフラフラと本屋をうろついています。
その時間が大好きです。
こんばんは。
わかばです。
今日は本を紹介します。
本屋で偶然見つけて、ジャケ買いした本です。
こちらです。
どんな本?
NHKの学びのきほんシリーズの一冊です。
でも、NHKのテキストではありません。
最近創刊されたみたいで、
なんか廉価でお手軽に教養を身につけられる
というのがコンセプトのシリーズみたいですね。
さて、こちらの本、コンセプトの通り、
すぐに読みきれます。
往復2時間の通勤時間内で十分読めてしまいます。
だから、内容が薄いのか?というと全くそんなことはありません。
わかりやすい言葉で、刺さる言葉が満載です。
例えば以下のようなもの。
読んでます。
— わかば@日本語教師とライター (@saeriwakabaya78) 2019年4月8日
とても勉強になります。
>読書とは、自分とは違うことばを使う多くの書き手と触れ合う営みです。他人のことばを理解し、誤解を防ぐために、読書はきわめて有効です。#つまづきやすい日本語
本文P30より pic.twitter.com/9CoMw7iMNd
ほんまその通り。
— わかば@日本語教師とライター (@saeriwakabaya78) 2019年4月8日
>話を伝える工夫を考えるためには、まずその準備段階として、「自分のことばは相手に伝わらないかもしれない」という危機意識を持つ必要があります。
(本文P81)#つまづきやすい日本語 #読書めも
言葉には間違いというよりつまづきがある
わたしは筆者の言葉という捉えどころのないものを
扱う人間に対する敬意と暖かいまなざしを感じました。
言葉は変化するものであり、一人一人違う辞書を
頭の中に持っている。
だから、うまく伝わらなくて当たり前なのだと。
著者ははじめにでこう書いています。
「間違いやすい日本語」といってしまうと、ことばには「正解」「間違い」があることになります。でも、学校のテストと違って、実際の生活の中で使うことばには、「これを覚えておけば、常に正しい」という絶対的な正解はありません。同じく、絶対的な間違いもありません。
日本語教育の世界に生きていると、
言葉にやたら厳しくなってしまう傾向があります。
敬語の使い方や慣用句の使い方など。
もちろん、学校で教えているのですから、全てOKにはできません。
でも、「正解」を持ってただ、学習者を判断する教師にならないためにも、
「絶対的な間違いはない」という考えを自分の中に住まわすのは
大事なことだと思います。
私たちがことばで意思疎通するために有効なことは、言葉のいわゆる「正誤」を覚えることではなく、言葉をうまく伝え、かつ受け止める方法を追求することだ
こういう考えを持って日本語教育に取り組んでいきたいものです。
言葉は変化する
わたしは2章の言葉の変化についての話がとても
印象に残っています。
例えば、最近でいえば
「よき」とか「エモい」とか
「映える(バエル)」といった言葉は
最近、うまれた言葉ですよね。
このように口語はどんどん変わっていきます。
新しい言葉が生まれ、使わなくなった言葉は死語になります。
では、書き言葉はというと、
全然変わらなかったらしいのです。
日本語の話し言葉と書き言葉の歴史には
「なるほど〜」と思ってしまいましたので、
ぜひ読んでみてくださいね。
では、また〜
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