日本語教師わかばの教え方がうまくなるブログ

日本語教師わかばのことばにまつわるあれこれ。ライターもやってます。旅行と映画と本が好き。

日本語学校で教えるあなたの得意な授業はなんですか?

日本語教育以外のセミナーに行くと

「あなたの強みは何ですか」

ということをイヤというほど問われるのだけど、

日本語教育の業界ではあまり言われない気がします。

どうしてなのでしょう。

 

でも、ふと思ったのだけど、

もちろん、日本語教師にも

「強み」というか得意な授業はあったほうがいいと思うんですよね。

 

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得意な授業があったほうがいい理由

日本語教師も学習期間に所属していれば

安泰な時代は終わりました。

 

自分で自分を売り出していく時、

初級から上級まで一通りできます」というよりも

初級なら完璧にできます」と言ったほうが、

「お!」と思うし、実際の授業がみてみたくなる。

まあ、それで「すごい」ってなったらいいし、

オールマイティにできるより、

誰にも負けない何かがあったほうが、

これからの時代をうまく生き抜けるんじゃないかと思います。

 

ジャンルもそうです。

例えば、会社勤めだった方は「ビジネス日本語」教えられるし

保育士だった方は「キッズレッスン」もいけそう。

わたしもいろんな仕事をやってきました。

 

こういう強みを見つけるときは

誰かと自分に聞くのが一番です。

今までどんなことをしてきたか、

ノートに書き出してみてください。

そして、それが日本語教育において、

どんなふうに役立つか考えてみてください。

 

その際の参考図書→

www.wakaba-nihongo-writer.net

 

 

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得意な授業の作り方

じゃあ、どうやって得意な授業を作るかっていう話なんですが。

 

・一通り全てのレベルを担当してみる

 

・その中で自分が面白いと思ったレベルやクラスを

もう一度やりたいとお願いする

 

・学生にアンケートとってどんなところが

面白いか?他と違うか調査する

 

・それを元に改善を繰り返す

 

ってことですかね。

自分が面白いと思うってことが大事です。

「どれも同じで、どれも大変」かもしれませんが、

その中にもきっと「面白い」と思う授業があるはずです。

だから、それを探してください。

 

それと主任さんにお願いです。

 

とりあえず、一人の先生に、

ずっと「初級」とかずっと「中級」とかのように、

レベル固定で仕事をさせるのやめてください。

 

かくいうわたしも今の学校に入ってから、

初級しかやらせてもらえなかった時期が8年も続きましたよ。

それって結構長いですよね。

 

だから、その間に初級は完璧になりました。

今でもたまに初級を担当しますが、

申し訳ないけれど、

「みんなの日本語」なら全て頭に入ってますので、

授業準備は(作業をのぞいて)ほとんど必要ないです。

 

現在は中上級が中心になりました。

それで、中上級をやっていると、

初級の大切さがわかるので、

また初級の授業も変わっていきます。

この仕事は本当に面白いですよ。

 

 今日はこのへんで。

では、また。

 

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