日本語教師わかばの教え方がうまくなるブログ

日本語教師わかばのことばにまつわるあれこれ。ライターもやってます。旅行と映画と本が好き。

【中級を学ぼう】第6課「この日に食べなきゃ意味がない」の読解の教え方

中級になったばかりの読解授業って

難しいですよね。

 

わたしも読解の授業をどうすればいいか考えています。

 

今日はブログを書きながら、

読解の授業を考えていくことにしました。

 

もし、今、読解の教案で悩んでいると思っている方がいれば

呼んでくださるとうれしいです。

 

では、始めます

 

トピック導入

食べ物について

まずはあなたの国ではどんな時どんなものを食べる?

から始めるのがいいでしょうね。

その時、色々な食べ物の語彙を確認しましょう。

そして、それを説明する練習もできればいいですね。

例えば「バナナを揚げた料理です」とか

「もち米をバナナの葉に包んで蒸した料理です」

とか言えるように誘導できればいいと思います。

 

うなぎについて

例えば、こういう写真を見せて、

「これなんですか」

と聞いてみてもいいですね。

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うな重

太巻き寿司について

うなぎのあとは太巻き寿司についても

話しておいたほうがいいでしょうね。

「海苔」とか「巻く」とかの語彙を確認できますし、

「巻き寿司」と「握り寿司」の違いも説明できますね。

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太巻き寿司

キイロイトリさんによる写真ACからの写真

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本文読解へ進む

まずは教師が読む

まずは教師が読んであげるといいですね。

わからない漢字なども確認できるし、

イントネーションやアクセントも注意しながら

聞いてもらうといいと思います。

 

大体の内容を理解

その時点でどんなことが書かれているのか?

キーワードは何か?

できれば段落別に確認しておきます。

 

この時点では多少ずれた答えでも「それは違う」と

指摘しません「そうかな〜」くらいで濁しておきます。

精読すればあとで本人が気づきますしね。

 

一文ずつ精読

文の構造(主述)をとる

語彙の意味を確認する

表現の意味を確認する

文法の使われ方を確認する

この4つをやりながら、

Q&Aで進めていきます。

 

と、こういうやり方が一般的なのかもしれません。

が、学生さんは必ず飽きます。

全く主体的ではありません。

 

主体的に読むとは?

では主体的に読むとはどういうことなのか?

やはり自分が読んでわからないところを

探すことからだと思います。

わかるところはOK

わからない語彙やフレーズにチェック

どこがわからないかをペアやグループでシェア

そして、調べてみる

 

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読むのは楽しい

acworksさんによる写真ACからの写真

 

その後、それでもわからなければ、

教師も入ってみんなで考えてみる

その時に、★の手順でやればいいのかなあと

考えています。

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アウトプットへ

実際に読めた!といっても、

それを自分の言葉で表出できなければ、

読めたとは言えませんよね。

フリーランス日本語教師のnaonaoさんもブログで、

要約が大事だとおっしゃっています。

ameblo.jp

 

要約の方法その1

原稿用紙をわたして「100字で要約してみてください」

といってもいいと思います。

その前にやり方は説明してあげてくださいね。

段落ごとに大切な一文を切り取って、

それを接続詞で繋げてみればいいんです。

書くという切り口での要約です。

 

要約の方法その2

プレゼンテーションなんですけど、

4枚の紙をわたして、

キーワードを4つ書いて、

グループに別れて要約を発表するというもの

話すという切り口で要約をできますね。

 

質問づくり

要約とは違うのですが、

質問を作るというのも

よくやる活動の一つです。

例えば、「短い期間に売り上げが集中するものはうなぎの他に何がありますか」

みたいな教師がする質問を

学生さんに作ってもらうというような活動です。

そしてまた、それに答えるのも学生さんというようなタスクです。

 

というわけで、こんな感じで

明日も授業をしようと思います。

では、今日はこのへんで。