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歌舞伎【東海道四谷怪談】世にも恐ろしい人間の怨念

南座に行ってきました!

 

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南座がリニューアルオープンしてからというもの、

毎月?と行ってもいいくらい歌舞伎公演があるので、

喜び勇んで観劇しております。

今回は「東海道四谷怪談」を見てきました。

 

東海道四谷怪談とは?

仇討ちで人生が変わる

皆さんもよくご存知の「お岩さん」の話です。

しかも、「忠臣蔵」の話も混ざっているので、

ちょっとややこしいです。

歌舞伎に「忠臣蔵」の「仇討ち」ものは必須なんですが、

何度読んだり勉強してもなかなか頭に入らないんですよね〜。

 

民谷伊右衛門。今は浪人の身分です。

 

性根が悪い男なので、身重の妻のお岩がいるんだけども、

その父に妻を連れ戻されてしまうんです。

 

そして、あろうことかその妻の父を殺して、

妻を取り戻し、妻は伊右衛門の元で出産します。

それで、取り戻したら取り戻したで大事にするわけじゃなく、

必死に赤ちゃんのお世話をするお岩に

「いつまで泣やがんだ!うるさくてかなわんわ!」

などという暴言を吐く。どうしようもない男です。

 

いつの世もなぜかモテる悪い男

そういう悪めの男ってなぜかモテたりするじゃないですか。

隣の家のお金持ち伊藤さんの孫娘お梅

がどうしても伊右衛門さんと結婚したいというので、

策を講じます。

 

そのお梅の乳母が産後の肥立ちの悪いお岩さんに「薬」をあげるのですが、

その「薬」というのが、顔が腫れ上がるという「薬」

 

感謝しつつその薬を飲んだお岩さんの顔はどんどん腫れ上がります。

そして、伊右衛門はそんなお岩さんを捨てて、お梅と結婚。

 

恨みの中で死んだお岩さんの幽霊

 

それを知ったお岩さんは恨みのあまり発狂し、

柱に刺さった刀で首を切って亡くなります。

そして、「恨めしや〜伊右衛門殿〜」と事あるごとに

出現するのです。

 

ここが見どころ!見飽きない演出と迫真の演技

中村七之助丈の演技は見もの

伊右衛門を片岡愛之助丈

お岩を中村七之助丈が演じています。

 

七之助さんはお岩だけでなく

全部で三役をつとめています。

男の役と女の役を行き来しているのに、

こうも細かいところまで表現できるものなんだと

驚いたと同時に、そもそも同じ人だと思って

見ていないことに気がつきました。

 

目にも止まらぬ早変わり!

そして、この演目の見どころの一つである

早変わり!

「どうやって衣装を変えてるの?」

「どういう仕掛けになってるの?」

そんなことにはおかまいなしに、

舞台のこっちにいたのに、

次の瞬間には別人になって、あっちに!

沸き起こる拍手!

うわあああ、すごーい!

って感じです。

 

イヤホンガイド最高

歌舞伎を見るときはいつもイヤホンガイドを借りていますが、

今回ほど、イヤホンガイドが面白いと思ったことはありません。

伊右衛門の母親をディスってみたり、

「ここが伏線だから覚えておいてね」

と言ってみたり、

終わりぎわには

「みなさま、くれぐれも、くれぐれも、帰り道にはお気をつけください」

と言ってみたり(笑)

 

今回のお弁当

歌舞伎観劇の楽しみといえばお弁当ですね。

今回のお弁当を紹介します。

 

いつもはお気に入りの松葉のお弁当を買うのですが、

今回は予算不足でパス。

 

高島屋のデパ地下でこちらのお弁当を購入してきました。

 

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こちらは友人の「ひさご寿司」

 

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こちらはもう一人の友人のお弁当。

高島屋のデパ地下で買ってきたそうです。

 

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というわけで、今回も楽しく観劇できました。

では、また〜

 

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