日本語教師わかばの教え方がうまくなるブログ

日本語教師わかばのことばにまつわるあれこれ。ライターもやってます。旅行と映画と本が好き。

【中級後半】ゲーミフィケーションを活かす話す授業

中級後半で話す授業をしています。

 

その第1回として、「モノの説明をする」

という授業をしました。

 

どんな授業?

こんなものや、

https://3.bp.blogspot.com/-tG41X3NCq48/WHxaLFSuqSI/AAAAAAABBIY/XMQiVVQ95zIzU1CCPz7b0g6XjKel09l_QCLcB/s800/scince_kenbikyou.png

 

こんなものを

https://3.bp.blogspot.com/-YBLuwgFUymg/WwJZm2qmlZI/AAAAAAABMGY/__OB6BMUGMYAXsSxM4xDk9Od9LbxH4VFgCLcBGAs/s800/car_navigation_woman.png

日本語で説明してもらう授業です。

例えば、上の絵なら、

「目に見えないくらい小さいものを観察するときに使うものです。

 真ん中の台の上に置いて、ピントを調節して上から覗きます。」

といった具合に説明する練習です。

 

どうやってやるか?

まず、いらすとやさん

で、いかにも説明がしにくそうな絵を探します。

ジューサーとか、コンタクトレンズとか、

ブックエンドとか、カーブミラーなどです。

よく知っているし、よく目にするけど、

名前を知らないし、簡単には説明できないものです。

それをとりあえず、印刷して小さなカードを作っておきます。

 

次に授業が始まったら、

まず例になるカードを示して、

全体で説明文を作って板書をします。

 

「これの名前はなんですか?」と投げかけると

「私の言葉でわかります。でも日本語わかりません」とか

「私の言葉でもわかりません」とかいう人が出てきます。

「調べておいてください」と言っておきます。

 

説明文の作り方がわかったら、

グループに分けて(3人くらい)

5枚くらいのカードを配ります。

 

「あとでゲームをしますから、みんながわかりやすい文を作ってください」

と言っておいてください。

この時にゲームの説明をしてもOKです。

 

どんなゲーム?

 

まず、最初のグループが

モノの説明をします。

その説明を聞く他のグループのメンバーは

そのモノの説明を聞いて

そのモノの名前が思い浮かんだら、

スマホで調べます。

名前がわかったら

その名前をGoogleクラスルームに

あらかじめ立てておいた「モノの説明」というスレッドの

コメント欄に答えを書き込みます。

 

そして、最後まで説明を聞いて、

一番最初に正しい答えを書いた人が

いるチームに1ポイント入ります。

 

全ての説明で、正答者を出したチームにも

1ポイントが与えられます。

 

獲得ポイント数が多いチームが勝ちです。

 

そして、例えばモノの説明をしている時

語彙や文法が間違っていて少し

解説を入れたいときは、

解説をして

「じゃあ、ここでボーナスポイントです!

 ーーーはなんという?答えをコメント欄に!」

とかいうとみんな血なまこになって

調べて投稿しますね。

 

久しぶりにとても面白かったです。

しかし、WiFi環境じゃないと厳しいですし、

これだけみんなが使うと

「先生、WiFI入らないー」とか

言っている学生さんもいたので、

Google classroomに投稿する人は

一人だけとかに限定したほうがいいのかもしれません。

 

みなさんもぜひやってみてください。

では、また!