STAY HOMEのゴールデンウィーク。
第1回読書会をオンラインで行いました。
出席者は4人。楽しく読書を楽しみました。
いま終わりました💦
— わかば@世界をひろげる日本語教師 (@saeriwakabaya78) 2020年5月2日
ご参加くださったみなさま、
本当にありがとうございました😊
「杯」忘れられない物語になりました!
次回は5月23日(土)19時〜
「持ち寄りで詩の朗読会」です🍀
ご参加お待ちしております https://t.co/eBVfRczlGz
趣旨
・物語を人生の味方につける
・声に出して読むことで味わう
・みんなとシェアして深める
スライドに書いたのは以上のこと。
人生を行きていく上で大変なことって誰にでもあって、そ
そん時、本や物語は寄り添ってくれたり、
世界を広げてくれたりするものだと思っています。
それも自分で黙読するよりも朗読すると体に沁みていく感じがします。
そのあとで感想をシェアすると自分では気づかなかった視点に
気づけたりするのがいいと思います。
朗読
趣旨説明、自己紹介に続いて、朗読。
画面共有で青空文庫を見ながら順番に朗読しました。
適当なところまで読んで、「◯◯さん、お願いします」というスタイル。
自分の声ではない声を聴きながら文字を追っていくのはいいですね。
しかもオンライン。
本当に短い短編なので15分ほどで朗読は終わりました。
その後、もう一度戻ってああだこうだ言いながら
わからなかった言葉の意味とかをみんなで調べながら確認。
面白いのは最初の一文。
温泉宿から
皷 が滝 へ登って行く途中に、清冽 な泉が湧 き出ている。
鼓が滝を登る?人の名前?それとも?と思うのですが、
これ実は兵庫県にある実在の滝。鼓ヶ滝。そして温泉宿は有馬温泉。
それから井戸の井桁(いげた)という言葉があるのだけど、
調べても調べてもアイドルの名前しか出てこなくてなんだろうって
思ったというのをみんなで調べたり。
あと、第八の娘が持っている杯について、
「火事場の灰の中から拾って来たような物なのね」
「墓の中から掘り出したようだわ」
「墓の中は好かったね」
というとか、酷くない?とかガヤガヤ話しながら確認していきました。
感想
小説の感想としては以下。
森鴎外の「杯」実は七人の女の子が、一人の異質な他者を陰湿に排除しようとする話。だけど、その一人はその圧に負けず、凛として自分を主張する。「言葉は通ぜずともよいのである」という一文は、何を言うかではなく、どうあるかが大事だと教えてくれる。https://t.co/83IOfexIZ6
— わかば@世界をひろげる日本語教師 (@saeriwakabaya78) 2020年5月3日
やはり、読んでそのままになるよりも、
何かをアウトプットすることはとてもいいことだなあと思います。
話す前に考えるし。
それで、他の人の意見を聴くことでまた自分の考えも
少しずつ変容していくというのもいいと思います。
いろんな短編を読んでみたいです。
今後の予定
この読書会は月に2回行う予定です。
前半は短編朗読
後半は長編の読書会(読んでくるもの)
または推し本紹介など色々な企画をやりたいと思います。
今後の予定は以下です。
5月23日(土) 持ち寄り詩の朗読会
6月6日(土)チェーホフ「牡蠣」
6月20日(土)カミュ「ペスト」
では、参加された皆さん、
ありがとうございました。
またのご参加心より
お待ちしています。
では、また
ブログでは書けない話を、
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初月は無料です。よければご購読よろしくお願いします。