日本語教師わかばの教え方がうまくなるブログ

日本語教師わかばのことばにまつわるあれこれ。ライターもやってます。旅行と映画と本が好き。

日本語教師の働きがいとは○○である

今日は本を一冊読んでから、

掃除をしていました。GWですねえ。

 

こんばんは。

わかばです。

 

さて、掃除をしていると、

ある方に貸していただいた、

日本語教師センター2018年度シンポジウムの

資料が出てきました。

 

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2019年3月23日に行われたものです。

全然目を通している余裕がなかったので、

じっくり読んでみました。

 

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このシンポジウムのテーマは

「日本語教師の働きがいを考えるーそこに「誇り」と「喜び」はあるのかー」

です。

いやあ、会場で話を聞いてみたかったなあと思いました。

というのも、その資料には

日本語教育業界の第一線でご活躍のみなさんが、

日本語教師の働きがいとは○○である!

と題して自らの思いを書いていらっしゃったからです。

 

私はそれを読むことしかできませんでしたが、

それと同時に、自分のとっての働きがいって何だろうと

考えてみました。

 

そこで、考えてみたのがタイトルです。

追加すると、私たちというのは、

人間はみんな…ということです。

 

私は中国でこの仕事のキャリアをスタートさせました。

若かったのもあって、

中国での生活に慣れることができず、

また中国人の習慣も理解することができず、

たった一人でも異国の生活に疲れ果てました。

 

その結果、当時の私は「日本人と中国人は違うんだ」と

思い込んで、日本に帰国しました。

 

その後、日本で日本語教師を再開し、

10年間、色々な国の学生に無我夢中で教え続けてきて

思うことは私たちは同じだということでした。

 

思うように日本語が習得できないと落ち込みます。

言いたいことが誰かに伝わったら、嬉しくなります。

日本語で悲しい物語を読んで涙することもあるし、

ニュースをみて憤慨することもあります。

入学式での不安な表情や

卒業式での晴れやかな表情も

毎年毎年みているけれど、

根本では私たちは同じなのだなと気づかされました。

 

異文化というのは、

それを表現する方法が違うというだけのことです。

例えば、葬式に、すすり泣くか、泣きわめくか、

それともダンスをして明るく送り出すかの違いです。

死を悼み、悲しむのは同じです。

 

例えば、好きな人に「愛してる」というか

「月が綺麗ですね」というか、または抱きしめるのか?

誰かを好きになるのは同じです。

 

当たり前のことですけど。

 

今は、それを伝えることが、

日本語教師をする使命のように感じています。

それを、授業で表現できればと思いますが、

これがなかなか難しいです。

 

あなたの働きがいはなんですか?

 

では、また〜!

 

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