日本語教師わかばの教え方がうまくなるブログ

日本語教師わかばのことばにまつわるあれこれ。ライターもやってます。旅行と映画と本が好き。

学生さんたちに作文の音声入力をしてもらいました!

今日の作文の授業では、

先週書いてもらった

200字ほどの短い作文を

音声入力してもらいました。

 

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その授業が割とたくさんの発見があったので、

今日は記事にしておきたいと思います。

 

作文の授業の記事か以下にもありますので、

ぜひ読んでください。

 

【日本語教育】学習者自身の表現を引き出す作文授業のコツとポイント - 日本語教師わかばの教え方がうまくなるブログ

音声入力を使う授業

まず、作文の授業で、

何かテーマを与えて、

短い作文を書いてもらいます。

(45分)

 

授業内で書ききれなかった分は宿題にします。

提出されてきた順で朱入れをします。

ただし、アンダーラインを引くだけで、

実際に直すことはしません。

 

今日はそれを返却して、

朱入れ部分を直しながら、

音声入力するという授業をやってみました。

 

音声入力

学生さんたちは音声入力をしたことがないようでした。

Iphoneの人は、MEMO

でやってもらいました。

Androidの人は、Googleドキュメントで

やってもらいました。

 

あまりの便利さに喜びの声をあげる人も。

 

漢字がそのまま出てくるのが

信じられなく嬉しいと言っていました。

 

ただ、発音が悪いのかスマホが悪いのか、

なかなか聞き取ってもらえない人もいました。

その人たちには自分の発音を意識するきっかけに

なったような気がします。

 

Iphoneでは「てん」といえば、「、」が、

「まる」といえば、「。」が出てくるので、

普段何気なく「、」や「。」をうっている人には、

それも意識するきっかけになったように思います。

 

発音についても、はっきり言わないと伝わりません。

発音した言葉が、全く違う言葉で表示された時、

「えええ!なんでえええ!」と言ってますが、

こちらからしたら「さもありなん」です。

でも、ちゃんと入力されるまで何度も言い直していました。

 

特に漢字の読み方が間違っている人が多かったですね。

旅行を「りょうこ」と読んだり、

一緒にを「いっしょうに」と読んだりしていては、

全然わかってくれませんから。

 

また入力された文を読み、

おかしいと思ったところは質問するなど、

すごく積極的な学習ができました。

 

感想

 

とても楽しくやっていました。

もっと時間がかかるかと思いましたが、

みなさんサラッとものの数分で終わってしまいました。

 

いやあ、いい時間でしたよ。

なぜいいかいかにまとめてみました。

 

1、句読点の意識付けになる

 

2、入力された文が正しいかどうかわかる

 

3、発音の練習になる

 

4、時間短縮になる

 

5、漢字の読み方の練習になる

 

ということが可能なんだなと思いました。

 

幸い、「スマホを取り上げろ」とか言われない学校だったので

よかったです。

スマホがあるだけで、発音も作文も漢字も勉強できます。

こんなリソースを使わせないなんて信じられません。

 

ぜひスマホをフル活用して、

作文も発音もうまくなってもらいましょう。

 

では、また〜

 

 

では、また〜