友人からお土産いただきました!
原木しいたけが乾燥しているのに、ジューシーでした!
あ、でも乾燥させたしいたけって干ししいたけ?
いやいや、「そのままたべるきのこ」でした!
こんばんは。
わかばです。
エル・クラン(2015/アルゼンチン)
9月に観たい映画で紹介させてもらったエル・クラン。
とりあえず、ラテンアメリカ映画ってえと観たくなります。
しかも、アルモドバル製作ですって!
というわけで、遅ればせながら観てきました。
監督:パブロ・トラペロ
主演:ギレルモ・フランチェラ
あらすじ:
1983年のアルゼンチン、裕福なプッチオ一家は近所の評判もよく、幸せに生活していた。ある日、二男が通う学校の生徒が誘拐され消息を絶つ。それ以来、一家の周辺で金持ちだけがターゲットにされる身代金誘拐事件が続発し、近所の住民たちは不安を募らせる。一方、いつも通りの生活を送るプッチオ家では、父アルキメデス(ギレルモ・フランセーヤ)が鍵のかけられた部屋に食事を運ぶと……。
(Yahoo映画より)
※結末にはふれずにネタバレしています。
南米
いや~、もうさすが南米というしかないですね。
「El エル」というのはスペイン語の男性名詞につける定冠詞で、
「Clan クラン」というのは一族という意味みたいです。
おそろしい一族ですよ。これ実話なんですよ。実は。
もう、お母さん(誘拐のことは知らない)が、鉈のような包丁で、
チキンをぶった切っているシーンなんて、それだけで震え上がります!
身代金目的の誘拐なんてやってたら、いつかばれそうなのに、
なかなかばれないんですよねー。それは政府の内部に親しい人がいて、
ターゲットを教えてくれたりするからです。
この時、アルゼンチンは軍事政権時代。
当時の映像も頻繁に流れます。
毒親
で、中心となっているのはお父さんなんですが、
2人くらいの男に手伝わせています。
そして、もちろん息子にも手伝わせています。
息子に息子の友人をそそのかさせて、誘拐とかするわけです。
それで、「よくやった。息子よ。さすがは、わたしの息子だ。」
とかいうわけです。そう言われたときの息子、次男なのですが、
嬉しそうな顔が、辛いです。
どんなに極悪非道の犯罪者だって親は親。
子どもは親にほめられたらうれしいですよね。
そうやって、こどもを自分の悪の道に引き入れるって、もう最悪です・・・。
ちなみに、三男はこの事件を知らされていませんでしたが、
親たちがやっていることをみて、逃げます。
長男も逃げていたのですが、帰ってきます。
(その理由がちょっとわからないんですが・・・)
恋人
子どもが親から巣立つ時は、恋をする時です。(たぶん)
親の価値観だけじゃなく、新しく出会った異性と、
その価値観を分かち合うこと。まぁ、それが恋ですよね。
次男は恋をし、自分が親とやっていることに疑問を抱き始めます。
(遅いわっつう話なんですが)
そして、彼女を好きになれば、好きになるほど、
誘拐の手は鈍っていく次男・・・。
でも、三男のように親との縁を切ることもできずに、
「もう、誘拐はしたくない・・・」というのが関の山・・・。
そして、何も知らない彼女と結婚し、
ついには、身代金の金で新居まで購入します・・・。
ラスト
映画はラストに向かいます。
誘拐がうまくいかなくなると、お父さんは焦り出します。
そうなると、すべての歯車が狂いだして、
ついには警察に踏み込まれ、逮捕されます。
そして、そこからが・・・!!!
それぞれの本性があらわになるこの映画のおもしろいところです。
最後は本当にビックリします!!
映画館で衝撃のラストを。
では、また~。
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